出口治明著
「本の『使い方』
一万冊を血肉にした方法
ライフネット生命創業者
APU(立命館アジア太平洋大学)学長です
第1章 本とは「何か」教養について考える
出口さんはこの章で、
「教養のある社会人になるには、何冊ぐらい本を読んだらいいですか?」
とよく聞かれるそうです。
ここで、ココ・シャネルの言葉を引用しています。
彼女は、功成り名を遂げて、ホテルリッツで暮らしている頃に、こんなことを言っています。
「私のように、年老いた、教育を受けていない、孤児院で育った無学な女でも、
まだ一日にひとつぐらい花の名前を新しく覚えることはできる」
ひとつ花の名前がわかれば、世界の謎がひとつ消えていきます。
すると、この世界が、その分だけ単純に、わかりやすくなっていく。
「だから、人生は素晴らしいし、生きることは楽しい」
と彼女は述べているのですが、ようするに、教養とは彼女のように
「ひとつでも多くのことを知りたい」
という精神のあり方のことではないか、と僕は考えています。
「ひとつで多くのこと知りたい」
という気持ちを持ち続けている限り、「何冊」と数えなくても、教養は積みあがっていきます。
この本は主に学生や若い人向けに書かれているのですが、
いくつになっても「知りたい」という気持ちを持ち続けたいと思います
第5章には
現代の本の選び方
について書かれています
出口さんの本を選ぶ時のマイルール
①興味のあるジャンルの本を選ぶ
②「目に飛び込んで来た本」を手に取る
③立ち読みをして、「最初の10ページ」で決める
④新聞3紙の「書評欄」を見て、ムラムラといた本を選ぶ
⑤基本的には「作者」は気にしない
⑥「SNS」を使って、人に聞く方法もある
⑦「ベストセラー本」は読まない
私は、この本を読んでみようかなと思ったら「読書メーター」で
あらすじ、ネタバレは外して
読後感がいいとか
読んでよかったとか
とても感動した
などという感想を書かれていたら、読みます
後味がよくなかったり、この後は、読者の想像におまかせします系は嫌ですね
さあ、どっさり図書館から借りてきました
読んだらそれで終わりだったら、すぐに内容も忘れてしまうので
できるだけブログに感想を残していこうと思います