今、真っ盛りの庭のさざんかです。
昨日、お昼休みにNHKのテレビ、生中継ふるさと1番!美しい村並みを楽しむ、が愛媛からの中継でした。
我聞さんがレポーターで、野草をその場で天ぷらに揚げていました。
で、びっくりしたのが、さざんかの花を天ぷらで揚げたんです。
我聞さん、曰く
「さざんかの香りが口に広がります」
へ~、食べられるんですね、さざんかって。
御存知でしたか?
今度、揚げてみよ~っとは思わないですが・・・・。
やはり、さざんかは花を愛でて、香りを嗅いで楽しむものですよね。
子供の頃、家の近くに椿は見かけても、この花がなかったような気がします。
さざんか、さざんか、咲いた道♪
この唄、うたうたびに、子供心にさざんかってどんな花だろうなって思いました。
さざんか 清岡卓行
この寒空に 桃色八重の
花 花 花を 向けたさざんか。
あすの夢も こごえる湖畔の
おお 可憐な 冬へのさんびか。
常緑の葉は 楕円のふちの
のこぎりの歯で なにが切れるか?
雄しべ雌しべは 黄色と白の
ブラシの先で なにが掃けるか?
雪よ降れ。まぼろしの胡蝶よ
みずうみのうえに狂え。花よ
そのとき おまえの火が燃えよう。
寒くて晴れの きょうの散策。
眠らず裸の 花よ 遠く
青空わたる ハープを聞こう。
この詩、雪とさざんかの対比がいいですね。
今日は、寒くて晴れの一日でした。
でも、やっぱり、あたっかい晴れの日が好き。
今日の私の小さな幸せ
ここの欄に書くのは不謹慎なことですが、新聞の「乗客の消防士懸命救助」という見出しが目に入ってきました。
たまたま「いなほ14号」に乗り合わせていた29歳の消防士さんが、ご自分も怪我をされていたのに、搬送救助にあたられたそうです。
私も男の子二人持つ親。こんな責任感の強い大人になって欲しいと心から思いました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
もう忘れてしまっていた「清岡卓行」、書棚から引っ張り出して探してみたが「さざんか」の詩が見つからない。
1972年の現代詩文庫だから載ってないんでしょう、なにか、とても刺激される思いでした。
清岡卓行さん御存知なんですね。
私、書いておきながら、彼のこと知らなかったんです。
お花が大好きなので、花の詩集を持っていて、その中にこの詩があったんです。
いいな~って思ったんです。
書くからにはと思い、それから彼のことをにわか勉強したくらいです。
でも、ブログ書いてなかったら勉強もしなかったでしょうね。(笑)
私のほうこそ、ちょっと一休みさんに刺激されます。
ひっかかりましたか。(笑)
彼のような大人に育てられた御両親もきっと立派な方なんでしょうね。
やっぱり、家庭教育は大事なことですね。
親の後姿見て育ちますものね。