今年の初めに釣行した日本海の磯は、例年以上に寒波の影響で海水温(10℃~11℃)が下がり、そのためか魚の活性が低く釣れなくなってきました。
なんとかボーを解消すべく南国の暖かい南紀方面に仲間と21日から1泊を2日間の釣行の行程で行くことの計画を立てたのですが・・・
(串本大橋・・・渡れば大島)
しかし当日は低気圧の通過に伴い、波高とウネリと風で船は出ません。
日帰りの釣行は遠距離で疲労の事を考えると若いころと違い無理なので、今回初めて試しに前夜、渡船屋兼民宿での素泊まり(2000円)することに。
昼過ぎ我が家を出発し、大阪の仲間宅に立ち寄り民宿に入る前にJR串本駅近くのスーパーで夜食を買い出し。
お寿司や刺身は、夕方の割引セールで安いです(笑)
京都から片道300kmの遠距離で、午後6時過ぎに大島の須江の港に到着。
民宿は目の前に。
2人での小宴会の後、午後9時に就寝。
午前6時前に起きて、港に行くと釣り客の車が数台停まっています。
明るくなった午前6時30分過ぎ、10名が乗船し出港です。
少し沖合に出た通夜島の磯(ヤマザキ)に渡してもらいます。
(釣りの撮影?している船)
足場が良く、また広々としています。
混雑する時なら10名ぐらい上がれる場所です。
(仲間とウネリが被るセシマの沖磯)
前はドン深になっており、足元に根があります。
撒き餌を投入すると餌取りが湧いてきます。
(正面に見える串本大橋)
暫くは餌取りとの我慢比べです。
(撒き餌に群れるカモメ)
少し離れて釣っている仲間はベラやウマズラハゲを時々釣り上げていますが、こちらは爆殺で付け餌が持ちません(涙)
(餌取りのベラ)
朝の見廻り船が来て「釣れるか!」と・・・・「あきまへん!」と返事すると「頑張ってや!」
昼前位から潮の流れが良くなり、何かが釣れる予感。
いきなり玉ウキが海中に・・・しかしブッツン・・・痛恨の道糸切れ(涙)
前回の釣行の時に、道糸に傷がついて弱っていたかも。
朝、晴れていた天気は曇り空に、そして時々風が吹いて小雨がポツリ、ポツリ。
好天の予報が外れましたが、最後まで大きな崩れがなく助かりました。
仕掛けを直してからは連続2匹のグレをゲット。
(やっと釣れた31cmのグレ)
昼の見廻りり船が様子を見に来て「どうや!」・・・「2匹ですわ!」・・・「まぁまぁやなぁ!」・・・「気を付けて釣ってや!」
見廻り船が引き上げた直後、玉ウキが海中に・・・持ち上げると今まで体験したことが無いような?あるような?重たい強烈な手応え。
暫くやり取りの後、仲間に助けてもらいタモに入ったのは・・・50cm強の怪魚?
調べると正式名はイラ(ベラ科)です。
(びっくり仰天50cmのイラ)
グレが釣れていない仲間と場所交替。
しかし、その後仲間の釣っていた場所は大きなウネリが正面から来るので、元の場所で2人仲良く並んで竿を出します。
ウキがグレと同じように海中に入って釣れますが、30cm~40cmhクラスのサンちゃん(サンノジ)のオンパレード(苦笑)
引きはグレと同様に強くて面白いですが、食べても美味しくない魚です 。
(40cmのさんちゃん・・・サンノジ)
以前に持ち帰って、煮付けと刺身で試食しましたが臭味があって不味いでした。
仲間はその後、グレを釣りましたが・・・タモに入れる寸前ハリ外れ(涙)
迎えの船が来るまで頑張りますが、グレの姿は見えずサンちゃんばかりが・・・
諦めていた時、強烈に玉ウキが海中に・・・竿先が海面近くまで・・・身体が前のめりに(少しオーバー)・・・竿を持ち上げた瞬間・・・道糸が根に擦れて「ブッツン」
今回2個目の玉ウキがパー(涙)
イラを釣り上げた時に、根に擦れて道糸が弱っていたのでしょう。
その時に、しっかりと点検すれば「後悔先に立たず」・・・同じような繰り返しばかりしています(汗)
結局迎えが来る午後4時前までは、グレが釣れませんでした。
釣る人は10匹前後の釣果。
皆さんに聞くと、お邪魔虫のサンちゃんは同じように良く掛かったそうです。
そして船頭や地元の奥さんにイラの食べ方を聞くも・・・あまり良い返事はなかった。
余談
イラを調理して食べました(苦笑)
煮付けとフライと少し刺身で。
淡白で水っぽくて味はありません。
刺身は少し弾力と歯応えがあり、まぁまぁでした。
サンちゃんの時もそうでしてが、何でも試してみなくては(爆)
釣果
グレ2匹(31cm~32cm)
イラ1匹(50cm)
サンちゃん多数匹(30cm~40cm)