硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

女々しいとしか言えない。

2013-05-12 20:17:31 | 日記
朝、目覚めた後も夢の中と同じ心持を引きずっていた。妻が出してくれる納豆と賦の味噌汁とご飯の味が分からないほど気持ちが落ち込んでいたが、朝の陽ざしが辛うじて僕の心を支えていた。

場所はどこかの教室。彼女の姿を見つけて声を掛けるけど、声が出ないのか、声が届かないのか分からない。

それならばと、近付いてみようとしたんだけれど、なぜか彼女は別の場所に移動してゆく。嫌われるにも、それほどに嫌われる理由が分からない。時間が経つにつれ次第に心がざわついてくる。

彼女は僕の視界にいるのに、彼女は一向に僕に気づいてくれない。

胃がじんわりと痛んできて、精神にストレスがかかり始めた処でアラームが鳴り、目が覚めた。

でも胃痛と軽い頭痛は残ったままであった。

とても長い時間、夢の中で彼女を追い続けたように思う。それほどに夢の中の僕は彼女にいったい何を伝えたかったのだろうかと考えてみるけれど、夢の中の僕の事は分かるわけがない。

それとも僕自身が心のどこかで再会を求めているからだろうか。でも、逢って「やっぱり好きなんだな」と言う気持ちを再確認する事はしたくない。それこそリアルにストレスの元にしかならないから。

本当につらい失恋で、退職のきっかけになったくらいだから、心がどう動くのか目に見えている。

しかし、結婚をして、他の人と生活する事の難しさが分かったことで、「彼女とは結婚しなくてよかったのかもしれない」と、思えるようになったのに、なぜ、わざわざこんな夢を観なければならなかったのだろうか。

いや違う。これは、単に女々しいだけなのだ。