硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

憂鬱なニュース。

2013-05-18 10:20:32 | 日記
橋本大阪市長の「従軍慰安婦」のコメントに対して内外から批判の声が上がっている。

何度聞いても憂鬱になる。誰の言葉を聴いても心に響かない。

歴史上での事実である事は間違でないし、それを肯定的に捉えることも間違っていると思う。

現在は、其々が其々の立場から見識から発言する自由が与えられている。

もし、今なされている発言のすべてを戦時中に行ったら発言した人達の行動や活動や発言はどれほど規制させるだろうか。

よく考えて発言してほしいと思う。思想が違う時代の出来事を言い争う事の危うさ醜さを。議論し止揚を目指すのならば、言葉を自制せねば敬意を失う。

肯定も否定もしてはならない。勝てば官軍のような体をなしてきているように思う。過ぎれば自身の首をも絞める事になりはしまいか。

それでは、何も解決しない。当事者が不遇を訴えるのならその気持ちを重んじなければならないが、当事者でないものが歴史をもちだして批判する行為は、新たな念を生じさせるだけだと思うのです。

精神も肉体も傷つけられていない人が、私は傷ついているというのは理屈が通らないように思うのです。

歴史上の出来事として認めて、二度と同じ過ちを犯さないように注意し合い、赦し合う他、道はないと思うのです。