インフルエンが流行し始めた。職業柄予防する事は必須なので毎年の事ではあるが、この時期になると会議の議案に上る。今回はインフルエンザについてのDVDを観て予防知識を習得する狙いがあったのですが、僕は会議での狙いよりもスペイン風邪について少しだけ語られていたことが気になってしまい、本腰を入れてネットで調べてみた。
しかし、謎が深まるばかり。こういう時はやはり図書館。
知の宝庫から見つけた、石弘之さんの著書「感染症の世界史」よると、インフルエンザウイルスというのは北極圏の近くの湖や沼でじっとしている存在でしたが、渡り鳥の体内に入り込み腸管で増殖する事に成功し、移動が可能となり、越冬地と増殖地のとの移動で、糞と共にウイルスをばらまいてゆくようになったことが、流行の原因となったようなのです。
それまでは、インフルエンザウイルスはほとんど害のない存在だったそうなのですが、感染を繰り返してゆくうちに遺伝子を変異させ、他の動物にも増殖可能なものに変異させてたそうです。
その変異スピードというのは、哺乳類が100万年かける進化を一年で変異させてしまうというものなので、人類がワクチンを作っても効かないケースが出てきたようです。
さて、スペイン風邪の歴史ですが、1918年のアメリカの基地にある豚舎の清掃員が最初の感染者と言われています。越冬してきた渡り鳥の糞から豚へ感染し、豚の中で変異を遂げ、人に感染した経路が有力な説です。また、第一次世界大戦中、西部戦線において英仏軍は大勢の中国人労働者を使っていて、その中に保菌者いた為、そこから感染が広がったという説もあります。
しかし、スペイン風邪が流行する前にスペイン風邪と同じ症状の病気が流行っていたという記録がある事から、中国説の可能性を否定する事は難しいと考えられます。
中国南部では庭先でアヒルやガチョウが豚と一緒に飼われていて、庭先には池には食用の魚が飼われていて、網を張った上に鶏が飼われていて、その鶏糞を魚やガチョウが食べるという環境が多くあることから、中国が起源ではないかと考えられているようです。
そして、ヨーロッパ戦線から帰還した兵士の中に保菌者がいて、そこからヨーロッパ全域に流行が始まったと言われています。さらに、時間の経過に伴いウイルスも変異し、さらに猛威を振るいます。第一次世界大戦は植民地であったアフリカに飛び火し、1919年、ヨーロッパと西アフリカを結ぶ航路の石炭の補給基地として重要な港だったフリータウンに感染者を乗せた船が入港、現地の労働者が石炭などを船に運んだ際、インフルエンザに感染しシエラレオネの人口の5パーセントが亡くなり、ウイルスは人を媒介にして港から港へ、そして鉄道で内陸地へと広がっていったのだそうです。
そして、西部戦線の悪環境での戦闘はインフルエンザを蔓延させ、独軍、英仏米軍ともに多くの兵士の命を奪い戦争の終結を早めたと言われています。
また、環境変化という原因からは、農地転換や開発によって、沼や湿地が減り、渡り鳥の越冬地は過密になったことや、畜産革命によって、メキシコでは高密度家畜と不潔さから豚インフルエンザ生まれたとされています。
そしてなにより、僕を困惑させている情報は、なんと、感染拡大の原因が予防接種にあったという情報でした。
日本ホメオパシー医学協会の普及啓発活動のホームページによると、当時の医師は病状を抑圧しようとし、有毒な薬物を投与し続けた結果、被害が拡大したと記してありました。
最初は都市伝説ではないのかと疑ったのですが、母里啓子さんの著書「インフルエンザワクチンは打たないで」を読んでみると、予防接種が原因だったという説の疑いも拭いきれなくなりました。
考えれば考えるほど謎は深まるばかりですが、一つだけ分かった事があります。それは、
すべては経済活動が発端であり、人類は富を得る為に、隣人の犠牲も厭わないのだなと思ったのです。
とすれば、ウイルスの突然変異と自然淘汰は神の御業ということになるのかもしれません。
しかし、謎が深まるばかり。こういう時はやはり図書館。
知の宝庫から見つけた、石弘之さんの著書「感染症の世界史」よると、インフルエンザウイルスというのは北極圏の近くの湖や沼でじっとしている存在でしたが、渡り鳥の体内に入り込み腸管で増殖する事に成功し、移動が可能となり、越冬地と増殖地のとの移動で、糞と共にウイルスをばらまいてゆくようになったことが、流行の原因となったようなのです。
それまでは、インフルエンザウイルスはほとんど害のない存在だったそうなのですが、感染を繰り返してゆくうちに遺伝子を変異させ、他の動物にも増殖可能なものに変異させてたそうです。
その変異スピードというのは、哺乳類が100万年かける進化を一年で変異させてしまうというものなので、人類がワクチンを作っても効かないケースが出てきたようです。
さて、スペイン風邪の歴史ですが、1918年のアメリカの基地にある豚舎の清掃員が最初の感染者と言われています。越冬してきた渡り鳥の糞から豚へ感染し、豚の中で変異を遂げ、人に感染した経路が有力な説です。また、第一次世界大戦中、西部戦線において英仏軍は大勢の中国人労働者を使っていて、その中に保菌者いた為、そこから感染が広がったという説もあります。
しかし、スペイン風邪が流行する前にスペイン風邪と同じ症状の病気が流行っていたという記録がある事から、中国説の可能性を否定する事は難しいと考えられます。
中国南部では庭先でアヒルやガチョウが豚と一緒に飼われていて、庭先には池には食用の魚が飼われていて、網を張った上に鶏が飼われていて、その鶏糞を魚やガチョウが食べるという環境が多くあることから、中国が起源ではないかと考えられているようです。
そして、ヨーロッパ戦線から帰還した兵士の中に保菌者がいて、そこからヨーロッパ全域に流行が始まったと言われています。さらに、時間の経過に伴いウイルスも変異し、さらに猛威を振るいます。第一次世界大戦は植民地であったアフリカに飛び火し、1919年、ヨーロッパと西アフリカを結ぶ航路の石炭の補給基地として重要な港だったフリータウンに感染者を乗せた船が入港、現地の労働者が石炭などを船に運んだ際、インフルエンザに感染しシエラレオネの人口の5パーセントが亡くなり、ウイルスは人を媒介にして港から港へ、そして鉄道で内陸地へと広がっていったのだそうです。
そして、西部戦線の悪環境での戦闘はインフルエンザを蔓延させ、独軍、英仏米軍ともに多くの兵士の命を奪い戦争の終結を早めたと言われています。
また、環境変化という原因からは、農地転換や開発によって、沼や湿地が減り、渡り鳥の越冬地は過密になったことや、畜産革命によって、メキシコでは高密度家畜と不潔さから豚インフルエンザ生まれたとされています。
そしてなにより、僕を困惑させている情報は、なんと、感染拡大の原因が予防接種にあったという情報でした。
日本ホメオパシー医学協会の普及啓発活動のホームページによると、当時の医師は病状を抑圧しようとし、有毒な薬物を投与し続けた結果、被害が拡大したと記してありました。
最初は都市伝説ではないのかと疑ったのですが、母里啓子さんの著書「インフルエンザワクチンは打たないで」を読んでみると、予防接種が原因だったという説の疑いも拭いきれなくなりました。
考えれば考えるほど謎は深まるばかりですが、一つだけ分かった事があります。それは、
すべては経済活動が発端であり、人類は富を得る為に、隣人の犠牲も厭わないのだなと思ったのです。
とすれば、ウイルスの突然変異と自然淘汰は神の御業ということになるのかもしれません。