すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

「雲の上のキスケさん」

2006年09月12日 | 漫画・本
鴨居まさねさんの作品で集英社ヤングユーコミックス全5巻
何となく気になっていた作品だったのですが、今回アガサさんからお借りすることができました。ありがと~アガサさん。

雨が嫌いな石井眉子はバリバリと働くキャリアウーマン。社内恋愛をしていた同じ営業職の彼氏に「もううんざりだ」とフラれ、やけ酒を飲んでグチっていたトコロ、日光アレルギーでお笑い漫画家という小寺器裕(キスケ)と知り合い意気投合、気がつけばキスケの下宿で目覚めることとなるのだが・・・

鴨居まさねさんという漫画家さんは初めて読んだんですが、なんか女ゴコロを表現するのが上手い漫画家さんですねー

仕事が出来る出来ないは別として、働いている女性の中には「女の子」を特権に出来る人、ちょっと無理してても肩ひじはって頑張っている人・・・色んな人がいて皆、仕事や恋に悩んでいたりする。恋が上手くいっている時は仕事も楽しく感じたり、そうでないときは世の中にはいいことなんてない様に思えたり・・・そんな風に思えちゃう女ゴコロが共感できるというか。
書店の人が入れてくれる「結婚なんとかカード」の話なんて思わず、うんうんとうなづきながら読んでしまったわ。しかも今じゃそれすら入れてもらえなくなっているし(汗)

でも無理に自分を変えなくても、ありのままの自分を好きになってくれる人がいるんだよーって思わせてくれるのがこの漫画。
「割れ鍋に綴じ蓋」、「ダテ食う虫も好きずき」なんて言葉もあるけれど、きっと自分にぴったりという人が何処かにいるんだよねとキスケさんと眉子を見ていると感じちゃうのです。自然に互いの足りないトコを埋めてもらいながら、そして互いの良いところを高めながら、1つになっていく、そんな人。

それと鴨居さんの漫画ってエッチな表現もあるんだけど、嫌味じゃないんですね。
某小○ミの漫画なんて「うわー!いいんかい、こんなの!」って思うけど、鴨井さんのはあくまで大人の恋愛。見ていてなんか照れくさくなるような、甘ーい恋人同士の会話なんです。やっぱり大人同士の恋ならこんないちゃつきもいいかもーなんてね(笑)

恋をしている人もそうでない人もこれを読んでラブフェロモンと元気を充填してみてください(笑)