かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

この施設の友人から「書」を頂きました。

2015-02-21 | 気ままなる日々の記録

ここの同じ町内会《同じ階の同じ廊下の近くのお部屋》の方で書道の達人がおみえです。師匠について習われ、若いとき相当没頭されたと思われる達人で、太い筆でも細い筆でも極細筆でも何でも巧みに使い分けられます。米粒にも漢字をお書きになります。旧制中学校ご卒業だそうで、すごい集中力で作品をおつくりになります。オソマツ君は旧制中学校時代のお話をお聞きすることが大好きです。以前先輩にお聞きしたのですが、ある中学校が列車に乗って遠足に行ったとき、ある駅で女学校の生徒が乗った列車とすれ違った時窓からハンケチを振ったそうです。それが先生に見つかり、ハンケチを振った生徒は全員が退学になったそうです。「退学は厳しいですね」とオソマツ君。「それでその生徒さんたちはどうなったんですか?」県立の中学校を退学になった生徒を無条件に受け入れてくれる私立の中学校があって、そちらへ転校して以後真面目に勉強して旧制高校に進学すればそこで。かつての友達と会える。私立の中学も高等学校合格者が多くなって評判が良くなるというメリットがあるので、歓迎というわけ、と聞いたことがあります。(註1)旧制中学校は男子校。(註2)旧制高校に入学するために浪人する人が多かった。   

  


装具(夜用)を新しく作って戴きました。

2015-02-21 | 気ままなる日々の記録

    

                ①                       ②                      ③

     

          ④                       ⑤                     ⑥

        

         ⑦                       ⑧  

オソマツ君の左足は関節の周りの筋肉が衰えていて、平たく言えば「フニャフニャ」になっている。つまり、変な方向に力が加わるとあらぬ方向へ曲がる可能性がある。それを止めるためにどんな方向に力が加わっても大丈夫なようにアルミ合金でできた装具と云うものを付ける必要があります。今までの装具は、マジックテープを多用した複雑なもので装着が難しかったので、もう少しシンプルなものを作って戴くことになったわけです。

 ⑦がオソマツ君の足から取った凹型の石膏型で、これをもとに造った装具は足に密着するはずです。①は、足が石膏でかぶれないように最初にサランラップを巻いているところ、②からが優れもので、ガーゼの包帯に石灰をまぶしたものを水に漬け、それを足に巻きつけます。③④⑤は巻き終わって、石膏が少し硬くなるのを待っているところです。⑥は少し硬くなった石膏を切り開いているところで、職人さんの手元が狂えば、オソマツ君の足が深く切られる可能性のある緊張感のある作業でした。⑦は完成したオソマツ君の左足の凹型石膏型です。①から⑧まで、およそ60分ぐらいの作業時間でした。後は業者が工場へ持ち帰っての作業だそうで、完成が待たれます

 ご覧頂きありがとうございました。お見苦しいものをご覧頂きましたので茶店でお茶でも召し上がっていただく気持ちで、梅に鶯のカットをいれさせて頂きました。