かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

ここ大口町は美しい田園地帯である。

2016-07-02 | 気ままなる日々の記録

   ここ「住宅型有料老人ホームの5階は北側が廊下で、廊下の東の突き当たりから美しい田園風景が眺望できます。

僕は此処からボーっと田圃を見ていることが好きで、午前中に日光浴を兼ねて窓越しに朝日を浴びて田圃を見ていることも多いです。

 梅雨の合い間の夕焼も美しく見飽きません。

   もう田植えも終わって、ひ弱だった苗が日に日に緑を増して田圃が元気な緑を取り戻しています。

 何処で越冬したのかシラサギも2~3羽来ています。

 多分泥の間に潜って冬を越したドジョウや蛙を食べているのでしょう。

 今日夕方家内に車いすを押してもらってその田圃をみてきました。

   僕は中学と高校の頃兄と二人で田植えから田の草取りなどを良くさせられました。

 今は田起こしから田植えまで全てが機械ですが、

 僕が子どもの頃は全て農家の男の仕事でした。

 田植えなんかも腰の痛い仕事でした。

   それにヒルと呼ばれていた吸血虫がいて、

 それが足について、真っ赤なピンポン玉になるくらい血を吸われたりしました、。

 それにヒルは唾液から血が固まらない成分を出しながら血を吸うとかで、何時まで経っても傷口からの出血が止まらないのです。

 出血が多い分化膿したりしないわけですが、何時までも傷口が治らず何日も痒いのです。

 傷口が大きいときは外科医へ行って包帯を巻いてもらったりしました。

 どんなに痒くても掻いたらダメで。上から叩いたりしていました。

  こんなことを思い出しながら田圃をみているのです。

 そして突然「人生って一体なんだと」哲学的思索に誘い込まれたりしています。

   今日のブログは蛙のつぶやきではなくて、ヒキガエルの嘆きになってしまいました。

 失礼しました(T)

    


ハス池便り  その2

2016-07-02 | 気ままなる日々の記録

 本日から7月に入った。昨日までは6月を象徴するかのように雨が降ったりやんだりで、気温は30℃を超えることはあまりなかった。だがテレビの気象予報では7月1日は最高気温33℃になるとか言っていた。暦通りの猛暑到来である。

 何時も天気の良い日はなるべく午前中に陽の光を浴びるように心掛けている。今日はこの予報を聞いて1時間も早く蓮池へ出かけて行った。

 オートロックドアーが開くと同時に室内とは格段の差がある熱風がやってきた。木道の上を歩いていても太陽が肌を刺すように感じられてゆったりとした気持ちで蓮の花見物もできない。蓮の花も昨日までとは、打って変った姿で散り急いだ模様。

 それでも木陰のベンチに座ると涼やかさを含んだ風に肌が和んで十数年も前に訪れた福井県の蓮畑を思い出した。水田のように蓮畑が広がり花は真っ盛りであった。都合の良いことに天候はしとしと雨日和で蓮の葉にはたくさんの水玉ができ2~3センチの可愛い蛙までしがみついていた。まさしく淡水画の世界であった。

 それに比べ睡蓮はしとしと雨も小さい蛙も相応しくない。やっぱりモネの油絵の中で、一番生き生きとしているように思える。

 そしてここの蓮池では木道一つ隔てただけで、主は自分だと云わんばかりに両者が競い合っている。(E)

     睡蓮

        散り始めた蓮の花