7月の園芸として梅雨時しかできないこととして、挿し木と種まきの講義があった。
私の場合、種まきは一坪程のミニ温室を使っていたので殆ど発芽した。挿し木はそうはいかない。紫陽花、菊、ペンタス等は成功率100%ぐらいになるがクレマチスは50パーセントぐらいに落ちてしまう。バラに至っては20%といったところ。
だから種まきより挿し木の方に熱が入った。早く沢山の苗が欲しい時は大変だった。
あるとき、私の誕生日プレゼントに手作りのフェンスを送ってもらったことがあった。そのフェンスは花壇の中心にありTの字型で周りはTの字に沿って煉瓦で囲ってあった。そこにクレマチス10本を植えたかったのである。そのような単純な理由で始めた挿し木であった。勿論沢山失敗もし9月に鉢上げしたときは、10本も残らなかったこともある。
本日は、実習のため、20種類近くの草花が用意されていた。その中にハイビスカスもあったのには、驚いた。その他雪柳、椿なども挿し木が可能らしい。説明を聞いているうち私は数々の間違いをしていたことが分かった。
①一番適した時期を考えていなかった。
②穂木に合った切り口を造らなかった。
③残す葉が少なすぎた。
④穂木の調整が正確でなかった,などなど。
だが、3年前難病のため、土いじりに対してドクターストップがかかり、それ以来何となく遠ざかっている現状である。(E)