千葉に住む孫[中1男と小3女の子)が見舞いに来てくれて色々学校の話を聞いた。その中で一番驚いたことが見出しのことであった。多分、地下水の汲み上げが禁止になり、水道水を使っていてはランニングコストがかさみ設置できないのだろう。
急激な人口集中で用水計画が間に合わなかったのだろう。
その点愛知用水はうまくいった。高度成長の前、世界銀行から金を借りて木曽川の上流にダムまで作って、新しい用水路を掘り知多半島の先まで水を届けた。、各市の水道に水を供給し、更に、農業用水にも使い、数年前借金を全部返済して黒字決算を発表して公団は解散した。
東京でこれができないはずはない。利根川の上流にダムを造り都民の水道水を確保しのこりを学校のプール用水とすればいい。学校のプールの水はいざと云う時は消火用水にも使うとすれば都市計画の骨組みにもなる。
こうなると政治家の先見性と云うことになる。こうした先見性と云うことになると、日本の政治は与党も野党もお粗末である。学校のプールを含む設備の充実は票にならないのだろうか、正に政治の貧困で、恥ずかしい限りだ。
孫は、東京の私立大学を運営している学校法人が経営している私立中学へ通っている。息子の話によると小学校の時、仲の良かった友人が進む私立中学へ自分も行きたいと
孫が云い出したので、仕方なく私立の中学へ通わせているとのこと。
それでも私立中学には合宿施設があって、学年別の学習合宿もあるし、運動部の合宿訓練もあって孫は喜んでいるとか。公立中学はとてもまねができないそうです。大学も私立大学の充実ぶりは目を見張るものがあります。ボーとした国立大学はやがて、国民から見捨てられていくことでしょう。
数年前ある私立大学の後援会に出た人からきいたはなしである。一流企業の人事部の部課長になった卒業生を招待して、大学の学長、課長等経営陣が集まって
企業の人事部長たちに「皆さんが、後輩を採用して下さってありがとう。ところで、皆さんの目から見て後輩は他大学卒よりも劣るところがあったら教えてほしい」と質問し、人事部長側から「最近は工学部系でも英語力が必要で、特に会話力が求められていますのでよろしく」と云う声が出たら、即座に大学側が、「工学部でも英会話をヒス単位にして、この単位を修得しなければ卒業できなくします。貴重なご意見を有りがとうございます」とこたえたといいます。国公立大学にはこうした発想はまるでなく、十数年後他大学の動向を見て工学部でも英会話の単位をとれるようにするぐらいのことでしょう。
東京の中学のプールの話しから工学部の英会話まで話が飛んでしつれいしました。日本の政治家の先見性の乏しさが、官僚の怠慢を招き、全てが後手後手になっていることを嘆いているのです。日本のマスコミもお粗末です。無責任です。(T)