かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

ルーターに代わる方式でネットにつながるようになりました。

2015-02-04 | 気ままなる日々の記録

昨日までの数日ルーターの調子が悪くブログの更新もままならず、少しイライラしていました。ここ「施設」の私の部屋にはいろいろな人が入ってきます。床掃除の人、拭き掃除の人、シーツ交換の人など等です。私のパソコンは小さな机に乗せてありますが、周りに電気コードが数本あってウッカリするとコードをひっかけてしまうことがあります。ルーターというのは、小さい手帳ぐらいの大きさの電気器具で、電波を飛ばしてドコモの中継点と連絡を取って私のパソコンと私のアドレスとを結び私のアドレスを経由してインターネットと繋げようとする仕事をしていてくれたのです。そのルーターのコードがひっかけられたのか兎に角、ルーターが机の上から落ちてバラバラになるという事態が発生し、何とか組み立てて、それからも使っていましたが、それ以後よく「繋がっていません」と云うメッセージが出るようになり困っていました。

 困り果て昨日、ここの事務室の若い女の人に助けを求めました。親切な事務の女の人が明日私よりズーット詳しい人が来るのでその人に頼んであげるとのこと。そして今日、スーツを着た人が来てくれました。何でもここの施設には何か所かアンテナが付けられていて、そのアンテナの小型機が各階にもつけれれているとか。よくわかりませんが無料でルーターなしでネットへ接続できるのだそうです。設定もやってくれました。本当に親切な人に助けられました。有り難いことです。窓から景色を見ていても『立春!、春だなあ!』と心までうきうきします。これからは、もう今までのようにネット接続で悩まなくてもよさそうです。書き始めていた『本の紹介』ですがあまり、ゴタゴタ書かないように心がけて再開する予定です。シツレイシマシタ。

                                    立春の陽だまりの中で、於『蓮池


読書の記録

2015-02-02 | 気ままなる日々の記録

アマゾンで購入し、インフルエンザの流行により、自室に閉じこもりがちな毎日を、大好きな読書でまぎらわし、手にした本は以下の通りです。短いコメントをつけ、皆様のお役にたてたら幸甚と数日かけて、これらの本の紹介を投稿しようと思っています、

読書の記録

①『タックス・イーター』岩波新書志賀櫻著

②『本当に残酷な中国史』角川新書麻生川静男著

    「資治通艦」を読み解く

③『イスラム戦争』集英社新書内藤正典著

 ―中東の崩壊と欧米の敗北―

④『NHK』岩波新書松田浩著

⑤『外交ドキュメント歴史認識』岩波新書松田浩著

⑥『永続敗戦論』白井聡著太田出版―戦後日本の核心―

⑦『現代の正体』幻冬舎刊 牛島信著

  ―深夜の書斎から日本を思い世界に及ぶー

 -著者はコーポレイト・ガバナンスがご専門、キャッチ・コピー

は「日本がそして日本人がこれっからの世界で生き抜くために必要なことは。」

⑧『世界史の極意』NHK出版新書佐藤優著

―歴史は一つではないー

①について。筆者は大蔵省の官僚で、国家予算のカラクリに精通しておられる方。イーターは「食べる人」あるいは「食い漁る人々」と云う意味だと思われます。つまり、税金に群がりそれを食い尽くす人たちと云うニュアンスです。業界の人たちと官僚たちと族議員に御用学者が一体となって膨大な予算を獲得して甘い汁を吸っているという実態を紹介しています。予算の無駄遣いと云えば、最初に思い出されるのが「諫早湾干拓事業」

海岸にすごい防潮堤を作り水田を造成する計画で完成後農家も入植したのに満潮時に水門を閉め干潮時に水門を開けないと水田が塩害で荒らされてしまう。しかし、それを行うと河川によって運ばれてきた栄養分が海に流れ込まず、植物性プランクトンが大量発生せず、海の漁師の漁獲量が激減、漁業組合の提訴を受け、国は損害賠償をしはらわねばならなくなった。そこで、計画通りの水門の開け閉めを、中止すれば水田がダメになり入植した農家に損害賠償を支払わねばならなくなった。つまり、莫大な予算を使って見事な防潮堤を作ったがその結果水門を開けても閉めてもどちらかに損害賠償を払うことになってしまっているのです。甘い汁を吸ったのは地元の大手の土木業者たちだった。防潮堤の建設については地元の県からの陳情や農協からの陳情漁協からの陳情もあったようです。

景気刺激策と云う名目で莫大な予算が計上され、計画通りに推移すれば好景気になりッ税収が増加し予算以上の税収が見込まれたはずなのに、そうはいかず、政府は日銀に1000兆円もの借入がある状態にまでなっています。年3兆円返済するだけで大騒ぎ、返却までに300年もかかります。会社なら当の昔に倒産しています。筆者も納税者が目覚めないと、健全化は無理といっています。少し脱線しましたが、納税者必読の本といえます。

                 寒々とした真冬の夕暮れ。

  

②に移ります。「資治通艦」と云うのは中国にある古典的な歴史書ですが、膨大で登場人物が1万人にもなるというので、日本ではややもすると敬遠されてきました。しかし、論語や漢詩親しんできた日本人にとっては、現在の中国人はあまりにもかけ離れているという声に応えて、ありのままの中国を知るために書いたと記されています。

つまり孔子や李白の時代は濃厚定住民の漢民族の時代ですが、中国は漢民族の北側に多くの牧畜遊牧民が住んでいて漢民族を征服して何代もの王朝を創っています。牧畜遊牧民は草原の未を追うように農耕民族を襲い、

征服民の人肉を「2本足の鹿肉と云って食べていた民族で筆者は中国の歴史は「種」が違う民族の歴史が繋がってできていて、その上に現代中国があると述べています。これは晴天の霹靂のような世界観で、島国で単一民族で歴史を築いてきた日本人には想像もつかない国民性と云うべきでしょう。その意味で、日本人はヨーロッパの文化理解も十分ではありません。日本の外交下手もこんなところに原因があるのかもしれません。

③について。ギリシャから見て近い東、つまり中近東、このあたりは人類文明の誕生の地である。幾つもの部族が生まれよく部族間の戦いをした。戦いのとき自分たちの神様ご出馬を願い神様を先頭に押し立てて戦う部族が勝つことが多く、各部族は自分たちの神様を持ち自分たちはその神様に選ばれた部族であると信ずるようになった。選民思想と呼ばれる宗教である。ユダヤ人の旧約聖書、アラブ人のイスラムなどである。この地の紛争の種は何と言ってもこの地を植民地支配していたイギリスの狡猾な政策に端を発している。ヨーロッパでアウシュビッツのような残酷な人種差別が行われたのを回避するためユダヤ人国家をアラブ人の居住地に誕生させ、そこに住んでいたアラブ人を追い出した。イスラエル国の誕生である。この地を理解するのに最小限必要なことは同じイスラムでも選民思想を背景とした宗派間対立が激しくアメリカ型の民主主義や地方自治を押しつけてもうまくいくはずがないという点である。アメリカのイラク介入およびその後の政策はこの地に受け入れられなかったといってよいでしょう。日本も、もっとこの地の歴史や各民族の主張に耳を傾けなければなりません。

反省!忠実な本の紹介ではなく、別の本で読んだ知識が混合したり、勝手な感想に終始したりでオソマツすぎることに気づきました。④~以降は本を手元に置いてスッキリ紹介したいと思います。

  

 高圧線に並んでとまった小鳥と田圃で餌を探す小鳥たちです。でも小鳥の名前が分かりません。教えてください。どの鳥もとびたつときに真っ白な羽の裏側を見せてくれます。

 ④について。なぜ今NHKか。ズバリ言って経営委員の人事で『安部首相のお友達人事が」行われたからである[筆者のことば)。その人の名は籾井勝人「元三井物産副社長」。今日(2月 日》の衆議院予算委員会でも民主党委員の質問に物議を醸す答弁をしていた。彼は政府の方針を受けた報道をすべきだと思っているようである。放送の公共性・中立性などが民主主義の根幹であるという考えを持っていない人物のようである。戦争中の「大本営発表」中心主義者のようである。予算員会の答弁もオソマツであった。この本は放送の公共性、特に民報でない放送局のあり方をイギリスのBBCと比較して論じている。政府が放送を独占したらその国は民主主義国と云えない北朝と同じ体制の国と云うことになる。また、労働組合とか一部の政党に支配されてもその国の国民は悲劇的である。中立と云うことの難しさである。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②