goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第985回】 徹底の差が結果の差

2013年09月11日 | 住宅コンサルタントとして
私がクライアント様に対してお伝えさせていただく、いろんな手法やノウハウのベースは、
「お客様が今、何を求めていて、どんなことに価値を感じるか?」ということです。
そこにプラスして、各社の成功事例などを加え、やるべきことを明確にしていくイメージです。

お客様が口に出してはいないけれど、知りたいこと、困っていることをまとめて、
それらを発信したり、分かりやすくお伝えすることで、売れ易くなっていきます。

各クライアント様の現状に合わせて、どこまでお伝えしたり、どこまでやっていただくかを決めて
日々のコンサルティングをさせていただいております。

ですから、基本的に深さの差こそあれ、各クライアント様に対し、お伝えしていることのベクトルは同じです。
しかしながら、結果の差は悲しいかな、かなりのバラつきがあります。

この差はどこから来るのかと言えば、提案させていただいたことに対する徹底の差なのです。

徹底の差が、結果の差なのです。

例えば、数年前から提案させていただいていることの1つに、

「施工事例の写真は、とにかく手間隙をかけて、お金をかけて最高のものを用意して下さい」

ということがあります。

あるクライアント様は、それまで施工事例の写真はそれほど重視をせず、
安いアマチュアカメラマンに1物件1万円で撮影していただいておりました。

「写真のクオリティーが、貴社のブランドを決めるんですよ!それだとマズイです。
お金と時間をかけてでも、本気で良い写真を撮影し、外に発信すべきです」

ということをご提言させていただいた際、社長はその場で写真のクオリティーのアップを決められ、
カメラマンの手配、小物のディスプレイなどを根本から見直しされました。

そして、施工事例集や自社HPの写真のクオリティーを徐々に変えていかれました。

その結果、どうなったか???

今では、9名の営業マンで、対応しきれないくらいのお客様のアプローチがあります。

もちろん、業績もうなぎのぼり。

徹底することで、結果は驚くほど変わってくるのです。

忙しいのは皆同じ。
その中で、どこまで徹底出来るかが、結果の差となるのです。

また、一般的に言われているのは、職場のキレイな会社は業績が良いということですが、
それを知って、「とにかく我が社も掃除を徹底して、キレイな事務所にしよう!」と決めたとします。

掃除を徹底して、キレイにするのは、とても良いことです。
ただ、「そこそこキレイな会社」と「驚くほどキレイな会社」の結果の差は当然ながらあるのです。

「何をやるか?」よりも、「どれくらい、徹底するのか?」ということの方が、はるかに大切なのです。

皆さんの会社では、ノウハウ、情報だけを知って、満足していませんか?

やると決めたことをどこまで徹底出来ていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする