鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第979回】 いざという時の判断基準

2013年09月05日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアでコンサルティング終了後、夜に名古屋まで移動し、
名古屋のビジネスパートナーさんと打合せ、その後、自宅まで帰る予定でした。

しかしながら、クライアント様に最寄りの駅まで送っていただくと、
みどりの窓口の各カウンターで、駅員さんとお客さんが結構焦っていろいろと打合せをしています。

これは何かあるなぁと思い、スマホで調べると、どうも名古屋付近が大雨で、
東海道新幹線や在来線が夕方、全面的にストップしている模様です。

時間通りに名古屋に着けないだろうと判断し、すぐにビジネスパートナーさんに連絡し、
名古屋での打合せはキャンセルさせていただきました。

さて、自宅まで帰るか、名古屋を避けて今日、お伺いするクライアント様の近くまで移動するか・・・?

今日のコンサルティング終了後、家に帰る予定であれば、躊躇なく移動を選ぶのですが、
私個人的にはホテル宿泊の際、最高で3連泊までにしたいという思いがあります。

昔は6泊7日、もしくは7泊8日という移動の日々もありましたが、
健康のことや家族のことを考えると、可能な限り週に1~2回は顔を合わせたい、
という思いもあり、予定を組む際にはなるだけ宿泊は3泊までで予定を組みます。

何で迷ったのかというと、実は今日からまた3日間、出張だからです。
すなわち、昨日、自宅に帰らなければ、5泊6日になってしまうのですね・・・。

今回は2泊3日の出張の予定だったので、シャツも下着も、3泊分しかないのです。

自宅に向かえば、今日からの2泊3日の出張の準備が出来る。
飛行機もキャンセルしなくて良い。
今日、泊まるホテルも予約しなくて良い。
でも、家に辿り着けるかどうか分からない。
最悪、名古屋の手前、もしくは名古屋までしかたどり着けず、
今日のクライアント様の元に時間通りに到着出来ない可能性もある。

一方、今日のうちに首都圏に入っておけば、下着とシャツを購入し、宿泊先を手配し、
更に体もしんどいですが、今日以降のクライアント様のところに到着出来ないということは回避できる。

こういう時に、私は自分の中に明確な判断基準を持っています。

それは、

「最悪の事態を回避する」
「やらなかった後悔はしたくない」

ということです。

「最悪の事態」とは、今日以降の予定が狂うこと。
「やらなかった後悔」とは、首都圏まで入っておけば、最悪の事態を回避できたのに・・・、という後悔のこと。

ですから、当然首都圏行きの切符を購入しました。
そして、電車に乗る前に、シャツと下着を急いで購入しました。

昨日の私の話は、まあどうでもいいのですが、何が言いたいのかというと、
人間、生きていく中で、A・B2つの選択肢があって、
AもBどちらを選択しても、どっちも間違いではない、というようなことが多々あります。

そんな時でも、決断を出していかなくてはならない。
ここで、自分なりの判断基準を持っているということは、とても重要だと思うのです。

個人的には、「あの時、ああしておけば良かった・・・」という後悔をしたくないのです。
そこを基準に、日々決断・行動しているので、これまでの自分の人生に悔いはありません。

皆さんは、いざという時の判断基準をお持ちですか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする