鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1688回】 イタリアでの商売を考える

2015年08月15日 | 住宅コンサルタントとして
ローマでもヴェネツィアでもいますが、
東南アジアから中東の方なのでしょうか?
道路でいろんな物を販売している人たちがいます。

快晴でとにかく気温が高くなり、道行く人が皆、喉が渇く状況になると、
冷えた水を2.5ユーロとか3ユーロで売っているのです。

そして急に天候が悪くなり、雨が降りそうになると、
水を引っ込めて、今度は傘を10ユーロとかで売り出すのです。

夜になると、子ども連れをターゲットに、光るおもちゃをこれまた5~10ユーロで販売するのですね。

市場の変化に合わせて、商品とターゲットを細かく変更するのです。

もちろん、いろんな方にアプローチして、全く相手にされなくともへこたれません。

これってマーケティングの基本だよなぁ、と個人的に思って見ていました。

そこで私自身も、もしイタリアで商売をするのであれば、
ということをいろいろと考えていました。

ターゲットは誰か?
その人たちは何を求めているだろうか?
その人たちにどんな商品をいくらで、そしてどんな形で販売すれば買いたいと思うか?
粗利益は何%になるか、1日に何個売れるだろうか?

そんなことを考えながら、ヴェネツィア市内をウロウロしていました(←どないやねん!)。

実は昨日、現地の友人の方にも、自分の仮説をぶつけてみたのですが、
現地に住んでいる日本人の間でも、私が考える商売がヒットするだろう、
という話になっているそうです。

ヒントは、

①テイクアウトできる
②原価が安い
③回転率が抜群
④イタリア人の好みに合う

日本のファストフードです。

って、すぐに分かりますよね?

後、女性をターゲットにしたネイルなんかもきっと流行るだろうなぁ、と思います。

家内の爪を見て、ヨーロッパの女性の方は結構「かわいい!」「すてき!」って感じで
驚くのですね。
で、現地の方の爪を見ると、日本と比較して全く凝っていないのです。

日本ほど、ネイルがメジャーになっていないのでしょうか?

市場にまだ認知されていない。
でも、それを紹介すれば、きっとニーズが生まれるであろうものって、
まだまだたくさんあるような気がします。

海外に来ると、現地のもので日本に取り入れると繁盛しそうなもの、
その逆に日本のものをここに持ってくると受け入れられるもの。
その時にどれくらい収益が上がるか?

そんなことを考えながら街を散策すると面白いですね。

今日、日本に帰ります。
スーツケースの車輪が壊れているので、持ち運びが大変ですが・・・。
コメント
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