鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2509回】 人の上に立つ人と仕事ができる人は別

2017年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
今の時代、人の上に立つ人にとって、最も重要なポイントは何か?

これをマーケティング的に考えてみると、

「この人についていこう」
「この会社についていこう」

とチームメンバーの方たちに思ってもらえるようになることです。

今の時代、働いている人にこそ、選択肢が無限にあります。

住宅業界におけるお客様と同じ。

どこで建てようかと考えた場合に、候補が無限にあるのです。


お客様は住宅会社を選ぶ時、どこを見ているのでしょう。

単に商品だけを見ている訳では無いですよね?

担当者が誠実で、こちらの意見をしっかりと汲み取ってくれる会社か?
快適に暮らせるような、プロとしての細やかな提案があるか?
価格も大切だけど、性能や仕様といったバランスはどうか?
何より、10年後も安心して家のことを任せられる会社か?

トータルでお客様は判断されます。

働いていくれているスタッフさんも同じで、

上司が誠実で、自分の気持ちを汲んでくれるか?
自分がより成長するために、先輩として細やかなアドバイスがあるか?
お給料も大切だけど、職場環境や人間関係も良いか?
10年後、20年後、会社が成長し、自分も成長しているイメージを持てているか?

お客様が住宅会社を選ぶのと、働くスタッフさんが会社を選ぶのは、
本当に同じなんですよね?

社長は役員やマネージャーの気持ちを汲んで、
彼らに10年後の明るい未来のイメージを描いてもらえるようにしなければなりません。

リーダーは現場のスタッフさんにの心に寄り添い、
良い環境をつくってあげなくてはなりません。

どれだけ仕事が出来ようが、どれだけ能力が高かろうが、
直近の部下に慕われないと、これからの時代、組織の発展は難しいでしょう。


皆さんは、部下と良好な関係を持てていますか?
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