鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2500回】 今後、やっていきたいこと

2017年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
このブログも、今日で2500回。

起業して以来、1日も欠かさず、日々更新していますので、
今日が起業して2500日、ということです。

起業して以来、ありがたいことに仕事の予定が埋まっていて、
日々忙しく過ごさせていただけているのも、
全て素晴らしいクライアント様のおかげです。

本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

今後も、ひたすら学び、研究し、修業を重ね、
お力になれるように精進いたします。


さて、今後弊社として力を入れていきたい点をちょっとまとめてみると、
下記の3点になります。

1.衣食住の垣根を無くした、新しいビジネスモデルの開発

2.これまでの快適さの概念を変える、新しい断熱・換気・暖房システムの普及

3.未経験の現場監督が育ち、定着し、生産性が高まるような
住宅会社の業務改善&現場監督の育成システムの開発


まず1ですが、今後、衣食住の垣根が壊れることは確実で、
この流れが加速すると、住宅会社はますます魅力が無くなってしまい、
家づくりを検討している方が誰も訪ねてこない事態が起こると思っています。

一般のお客様も、就職を考えている学生さんも自然と集まってくるような、
魅力的な業態を開発し、更に受注を高め、利益を出せるような
新しいビジネスモデルを開発し、それを浸透させていきたいと思っています。

そして2ですが、未だに日本の住宅のレベルは全体的に低く、
高気密高断熱住宅がまだまだ普及していない。
だから未だに結露だの床暖房がいるだの、
ありえないような次元の低い話が出てしまうんですね。

先日、家内の旅行用のキャリーケースを購入したのですが、
お店のスタッフさんから、

「押入れとかに入れてしまう際は、結露がつかないように気をつけてください」

と言われました。
私の自宅、結露なんかする訳無いのですが、
未だに知識が無く、お客様中心の考えで仕事をしていない、
価値ゼロの住宅会社や不動産会社がつくっている家は、結露とかしまくっているのでしょう。

また、昭和50年代、60年代、平成初期に建てられた家の性能もひどいので、
そうした性能の低い家を日本から無くしたいと思っています。

そしてエアコン1台で夏も冬も快適に過ごせ、圧倒的に省エネ。
更にデザイン性も高い家(=簡単に解体したくなくなる家)を増やし、
日本の住宅の寿命を伸ばし、リノベーションする価値のある家を増やしていきたい。

そこを目指して、できることをやっていきます。


最後の3ですが、これは段取りが悪く、レベルの低い住宅会社が多いため、
現場監督が育たなかったり、一人あたりの生産性が低かったり、
場合によっては業界を去ってしまう現場監督も出てしまう、という事態を何とか改善し、
業界全体を良くしていきたい、と私が個人的に思っていることです。

こうした状況を改善し、家の品質向上と共に、現場監督が育つ環境をつくっていかないと、
将来的にますます住宅業界の監督不足、職人さん不足に拍車がかかると思っています。

何とか、こういう状況を回避したい、と考えていて、
そのために何ができるかを追求していきたいと思っています。
コメント
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