鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2521回】 本を読むのは何のため?

2017年11月24日 | 住宅コンサルタントとして
大学を卒業し、最初に勤めていた会社で、
入社して2年間は全く成果を出すことが出来なかった私は、
自分を変えなくてはならないと思い、
そのきっかけとしてひたすらビジネス本を読みまくっていました。

本を買うようになって最初の頃は、トップ営業マンのセールストーク集など、
小手先のテクニックを鍛えるような本を買っていましたが、
次第に小手先では無く、本質的な部分を変えないとダメだ、ということに気づき、
読む本も変わっていきました。

当時の自分のお小遣いは3万円でしたが、煙草とコーヒーに1万円、
本に2万円と予算を決めて、ひたすら本を買って学んで実践する、
という形で仕事に取り組んでいました。

本を読むにつれて、自分の目線が上がっていき、世の中上には上がある、と気づき、
もっと成長しなければと思い、ますます本にはまっていきました。

そして転職し、一流の経営者の方の大半は、本をメチャメチャ読んでいることを知って、
自分自身がやってきたことは間違いでは無かったんだなぁ、と安心しました。

本を読んだ方が良いということは、大半の方はご存知だと思います。

でも月に1冊の本を読んでいる方は、本当に少ない。
週に1冊の本を読んでいる人は、もっと少ない。

少ないということは、それをやるだけで成功に近づくということだと思うのですが、
いろんな理由をつけてやらない人が多いのは、もったいないと個人的に思っています。

そして本を読まない人が多いのは、

「本を読んで自分がどう変わるのか?」

ということがイメージできていないからかもしれません。

なぜ本を読むと良いのか?

それは自分の中に違う人の価値観を持てるからだと思います。

人間誰しも、自分自身が何が好きで、どうされたら嬉しいか、ということは分かっています。

でも他の人の、どうされたら嬉しくて、逆に何が嫌いか、ということは分からない。

いろんな方の本を読むことで、自分以外の人の価値観を学ぶことができるのです。

本を何十冊、何百冊と読み続けるうちに、いろんな人の考え方や価値観が理解できるようになる。
すると、いろんな方に話を合わせることができるようになるんですね。

営業マンは、どんな方にも話をある程度、合わせられなくてはなりませんし、
相手に気持ち良く話をしてもらわないといけない。

本を読むことで、いろんな方の考え方、価値観を学べ、
その結果、自分自身が多様性を持つようになっていくのです。

だから、本は読んだ方が良い、というのが私の個人的な考えです。

皆さんは、本を定期的に読む習慣をお持ちですか?
コメント
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