鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3215回】 レベルの低い組織のボトムアップこそが価値ゼロ

2019年10月19日 | 住宅コンサルタントとして

今の時代、トップダウンかボトムアップが、どちらの方が良いか、

ということを議論すること自体、ナンセンスだと個人的に思っています。

 

いろんな人がいろんな価値観を持っています。

それ自体は、当然なことです。

 

ただ、商品を開発する際も、

広告のキャッチコピーを制作する時も、

モデルハウスの仕様やデザインを決める際も、

合議制で多くの意見を取り入れると

大抵の場合、何の特徴もない

中途半端なモノが出来上がる、というのは、

ビジネスパーソンであれば知っておかなくてはなりません。

 

商品を開発する際も、

広告のコピーを制作する際も、

動画を制作する際も、

経営戦略を決定する際も、

いろんな意見を集めるのは悪いとは思いませんが、

いろんな人の意見を取り入れてしまうと

無難でしかなく、魅力的なものにならない、ということを

知っておいた方が良いでしょう。

 

イケてる会社は、意思決定をする際は、

少数精鋭のチームで決断を下します。

 

しかも最終決定者を事前に決めておくのです。

 

その決定が失敗したら、すぐに改善しなければなりません。

 

失敗するかしないかをウダウダ考えるのではなく、

とっととやってみて、ダメならすぐに改善する。

 

その意思決定のスピードが迅速になるようなしくみがあるのです。

 

成果を生まない組織とは、

なんでも合議制を取って責任の所在があいまいな組織です

 

その上、意思決定が遅い。

 

常識として、覚えておきたいことですね。

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