鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3199回】 自社と他社の違いを正確に把握する

2019年10月03日 | 住宅コンサルタントとして

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉があります。

(これを知らない方が結構多いことに、ちょっとビックリしております)

 

戦う前に、相手のことをしっかりと調べ、

その上で自分たちの力量、戦力等と比較して、

事前準備をしっかりとすれば、大敗することはない、という意味です。

 

これは戦だけの話ではなく、ビジネスにおいても同じだと思います。

 

自社の強み、特長をしっかりと理解し、

競合他社のことも徹底的に調べる。

 

まずはこれをしっかりと出来ていなければ、

競争が激しい中、お客様に選んでいただくことは難しいでしょう。

 

結果が出ていない会社の営業マンほど、

自社の強みを正確に理解できていませんし、

他社のこともすごく浅い情報でしか理解していないのです。

 

その怠惰が問題なのに、

 

「商品が悪い」「モデルハウスが悪い」「会社が悪い」

 

と自分以外のせいにするビジネスパーソンや会社に、つける薬はありません。

 

 

一方、自社と他社のことを学び、徹底的に比較していくと、

自社が勝っている部分と、競合先が勝っている部分が見えてきます。

 

ここで売れていない営業でネガティブ思考の営業マンは、

自社が勝っている部分には目もくれず、

他社に負けている点ばかりに意識がいって、

 

「だからウチは勝てないんだよ・・・」

 

という、アホみたいな発言をします。

 

断熱性能、耐震性能、施工品質、構造躯体、標準仕様、アフターなど、

仮に10項目、他社と自社をしっかりと分析していけば、

どれだけ強い相手でも、自社が勝っている点は3~4はあるのです。

 

その自社が勝っている部分こそ、

 

「家づくりで最も大切なことではないですか?」

 

とお客様にその価値を伝えようとする営業マンが売れるのです。

 

結局、売れない営業マン、成果が出ない会社の特徴としては、

ネガティブ、調査不足、勉強不足、他責で物事を考える、

ということが挙げられます。

 

逆に成果が出ている会社、営業マンは、

ポジティブ、良いところを探すのが抜群に上手、

常に勉強していて、しかも自責で物事を考えるということです。

 

ということで、クライアント様各社に、

ある調査シートをお送りしております。

 

次回、お会いした際に、チェックさせていただきますね。

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