鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4548回】 努力せずともお客様が来場する環境が、貪欲さや泥臭さを奪う

2023年06月13日 | 住宅コンサルタントとして

ありがたいことに1年間のコンサルティングの枠が

ずっと埋まっている状況が15年続いております。

 

素敵なクライアント様に恵まれている、ありがたい環境です。

 

でも、もし大半のクライアント様から、

コンサルティングを中止したい、と言われて、

私のスケジュールの半分以上が空いたとしたら、

私なら超絶泥臭いことをコツコツとやるでしょう。

 

建材メーカーさんや商社さんに働きかけ、

住宅会社さん向けのイベントを企画し実行する。

 

地方銀行や信金さんにアプローチして

一緒に地元の住宅会社さん向けの勉強会を立ち上げる。

 

建材ショーなどに出店する。

 

業界誌に寄稿したり、広告を掲載する。

 

WEB広告をやりまくる。

電話営業をやりまくる。

リストをつくって飛び込みする。

 

私自身、いざとなったら、泥臭いことを何でもできます。

 

それくらいの覚悟を持って、仕事をさせていただいています。

 

この泥臭くて面倒なことを愚直にコツコツやれる会社、

やれるビジネスパーソンは、どんな環境でもやっていける、

と個人的に思っているのですが、

泥臭さ、貪欲さが欠けている会社、ビジネスパーソンは、

基本、受け身なんですね。

 

住宅業界で過去、商品力が非常に高くて唯一無二だった、

ログハウスのFCがあります。

 

商品力があったから、展示場をつくって、

何もしなくともお客様が来て下さった。

 

しかも営業しなくとも、お客様の方から建てたい、

というオファーがあって、そのお客様の言う通りのことをすれば、

契約できる時代があったのです。

 

でもこのFCに加盟していた会社の多くは、

まず営業マンの営業力が衰え、

次にお客様が来場されなくなっても

何とか工夫したり行動する意欲が衰退し、

業績が下がる一方の加盟店が多いのです。

 

こういう言い方は失礼かもしれませんが、

楽して商売をやっていたツケが、

一気に回ってきたのです。

 

努力しない期間が長いと、

人間、本当に自分の頭で考えなくなるのです。

 

更に泥臭い行動をやりたがらなくなる。

 

こういう草食系の会社が増えれば増えるほど、

泥臭い行動ができる会社が有利となります。

 

泥臭さ、貪欲さを常に持っておきたいものですね。


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