鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5110回】 お付き合いをしてはいけない人を断れるような経営を

2024年12月26日 | 住宅コンサルタントとして
商売をやっていく上で、
当然ながらお客様は大切です。

お客様あっての自社ですし、
お客様あっての自店です。

ただ、お客様の中には、
お付き合いをしてはいけない人も存在します。

そういうお客様は即座にお断りできるよう、
日頃から余裕のある経営をやっておかなくてはなりません。

私、過去にお付き合いをお断りした会社が1社だけありました。

それは前職時代、会社の役員から紹介された案件で、
木材会社のコンサルティングだったのですが、
とにかくそこの社長が毎回、お会いする度に
言うことがコロコロ変わるのですね。

成果物としてAをつくって欲しい、という依頼が、
次に会うと成果物Bにして欲しい。

いや、前回のお話でAの制作をスタートしていますが、
Bに変更するのですか?と確認をして、
成果物Bを制作しはじめると、
今度は「やっぱり成果物Cにしたい」というのですね。

こういう方を相手にしていては、スタッフの皆が疲弊してしまう、
と感じた私は、

「成果物Cを制作しますが、
もうこれ以上の変更はできません」

とかなり厳しい口調でお伝えしました。

そして成果物Cを提出し、
今後はこの会社さんとお付き合いをしない、と
強く決意したのです。

お付き合いをしてはいけないタイプのお客様を
断るには、こちらに余裕が無ければできません。

住宅会社を訪れるお客様の中には、
絶対にお付き合いをしてはいけないタイプの方もいます。

仕事が順調でない場合、
どうしても数字のために
そういうお客様の仕事を請けてしまう。

結果、そういうタイプのお客様はクレーマーとなり、
スタッフが振り回され、疲弊してしまうことに・・・。

あんなに振り回され、精神的に追い詰められたのに、
結果、利益はほとんど残っていない、というケースも
これまで見てきました。

お付き合いをしてはいけないお客様は
とっととお断わりできるよう、
余裕を持った経営をしたいものです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第5109回】 花巻東高... | トップ | 【第5111回】 雨の日、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事