全国あちこち日々、移動していて、
いろんな地域のいろんな街に行っていると、
見えてくること、感じてくることがあります。
今、全国的に起こっていることとして、
味も接客も高レベルの高級レストランや、
部屋が広くて洗練されていて、かつ客室露天風呂がついている、
高級宿なんかは、予約が完全に戻ってきているということ。
ぶっちゃけ、ほぼ予約が取れないです。
その一方で、大衆居酒屋などは、閑古鳥が鳴いています。
コロナはおそらく来年も収まらず、
仮にワクチンや治療薬が開発されたとしても、
それらも完全ではないでしょうから、
自然と人間は密を避けるようになるでしょう。
ということは、狭い空間に人をたくさん入れることで
何とか収益を出していたお店は、
今までと同じ商売をしていてはダメ、ということになります。
しかしながら、この世の変化を真正面から受け止めず、
今までと同じ状態でまだお店を開けている経営者も多いよな、
と個人的に感じています。
そしていずれ、お店を閉めざるを得ないでしょう。
個人経営の鮨屋さんの閉店が、
今年、非常に増えているというニュースも新聞で見ましたが、
私が知っている限り、個人経営の一流店は予約が取れません。
時代の変化に適応できない、
オーナーが勉強していない個人経営のお鮨屋さんが
過去最多のペースで閉店している、と報道すべきでしょう。
大阪の551蓬莱や、福井の焼き鳥の秋吉などは、
テイクアウト比率がもともと高かったので、
おそらく売上はかなり戻っていると思いますし、
マックやケンタッキーは売上が伸びています。
如何にテイクアウトで魅力的な食べ物を商品化できるか、
ということが重要ですし、
テイクアウトであれば、ホールスタッフも不要で、
しかも広い店舗も不要だから、ローコスト経営できますよね。
市場の変化に合わせて自社をつくり変える。
市場の変化に合わせて商品やサービス、販売方法を変えていく。
それがいつでもできるよう、健全経営を心掛け、
自己資本比率を高め、内部留保を貯めておく。
これが経営の基本です。
皆さんの会社は出来ているでしょうか?