ライフサイクルは、衣→食→住という順番で動いていきます。
ラッキーなことに、
住関連は最も遅れていろんな流れが来るのです。
すなわち、非常に流れを読みやすい業界なのです。
そして食業界で起こっていることが、
時間差で住宅業界でも起こります。
では、食業界で起こっていることとは何か?
まずは専門店化、そしてチェーン店化ですね。
カリフォルニアテイストの家専門店とか、
北欧系住宅専門店というように、
自社のブランドは何が得意なのかということを
お客様に認知していただくマーケティングが欠かせないでしょう。
そしてチェーン店化の流れも止められないでしょう。
昔と違って、働く側に選択肢が多々ありますから、
自分の成長とやりがいを感じる仕事をしたい、と
今の若い方たちは思っています。
そういう環境をつくれない経営者が経営する会社には、
若くて優秀な人は応募して来ないか、来てもすぐに辞めます。
住宅会社の仕事は、どうしても属人的な部分が強いので、
社員さんを採用できないと運営していけません。
すなわち、社員さんが入社してくれない会社は、
高齢化が進み、衰退します。
結果、魅力的でかつ収益性を高められる会社が
大きくなっていき、多店舗展開をする、という構図になるのです。
そして今、食業界で起こっていることで重要なポイントがあります。
それは、味で差がつかないということ。
非常に優秀な調理器具や料理に関するノウハウが出まくっているので、
ある一定レベルの料理人さんの腕の差は出にくいのです。
(素人の舌では違いが分からないのです)
そんな中、味以外の要素で、繁盛店かガラガラのお店かが決まるのです。
それと同じことが、住宅業界でも起こります。
その対策を今月、来月と各社様にお伝えさせていただきますね。