鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3702回】 日報の意味

2021年02月17日 | 住宅コンサルタントとして

今年に入って、弊社のクライアント様に対し、

実務レベルで細かな部分をチェックをさせていただいております。

 

「商談時、議事録を取っているか?」

「毎日、日報を出してもらっているか?」

 

など、細かな部分をチェックさせていただくと、

いろんな問題点が見えてきます。

 

そんな中で日報について、一言。

 

そもそも、日報は何のために社員さんに提出してもらうのか?

 

その定義づけを社内で出来ているでしょうか?

 

私自身、最初に勤めさせていただいた会社で、

日報を9年以上、書いてきました。

 

私が感じる、日報を提出するメリットをまとめます。

 

・1日の活動を振り返って、何が良くて何が悪かったか、整理できる

・大した成果を出せなかった日は、日報に書くことがない

→明日以降、良い報告ができるように仕事をしようと思えた

・自分の活動を簡潔にまとめる力が身につく

・明日の予定を書くことで、前日のうちに翌日の心構えが可能

 

などなどです。

 

また、最初に勤めさせていただいた会社では、

毎月会議があって、月次報告書を提出しておりましたが、

それも自分にとっては非常に有益でした。

 

1か月単位で、自身の活動を振り返り、

成果と改善すべき事項を整理して、

次の1か月の課題を明確化する。

 

このお客様に対し、

どんなことをどれくらいのスピードでしなくてはならないかを

毎月、確認できるわけです。

 

月次報告書に、自身の仕事の成果を報告できるネタが無ければ、

本当にショボいレベルの仕事しかしていなかったことになります。

 

そうならないために、成果を出すべく、

日々仕事をしていました。

 

そして半年ごとに人事異動があり、

新しい組織で新しい方針の下、数値目標が定まり、

その達成のために自分なりに戦略を考える。

 

この日次、月次、半期ごとに自分の活動を振り返り、

書式にまとめることで、仕事の精度が高まっていく手応えを感じながら、

20代を過ごせたことは、本当に大きかったと思います。

 

そして上司に分かりやすい形で、

自分の活動をまとめることは、伝える力の向上につながり、

結果それは今の仕事にメチャ役に立っています。

 

日報や月次報告書をスタッフさんに書いていただくことは、

良いことしかないよなぁ、と思っています。

 

でも、日報を有意義に活用できていない会社が結構多いのも事実。

 

皆さんの会社では、日報を有効活用できているでしょうか?


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