鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2610回】 「嘘と言い訳は絶対にダメ!」という価値観を組織に浸透させる

2018年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
仕事でも人生でも、良い人間関係を構築する上で最も重要になってくるのは、
信用していただける人間であるかどうかです。

信用が無ければ、どんなに優秀であったとしても人間関係でうまくいきません。

信用を積み重ねていくにはどうすれば良いか?
皆さんは当然、分かりますよね?

約束を守る。
期待以上の成果を出す。
期待以上の努力を積み重ねる。
時間を守る。
人に見られていないところでも手を抜かない。
嘘を言わない。

などなど、人として道徳的に当たり前のことをすれば、信用残高は上がっていきます。

しかしながら、信用が対人関係で最も重要であるということを
よく分かっていない人もいたりします。

例えば、仕事上、ミスを犯したとします。

人間ですから、どれだけ注意をしていても、ミスをすることはあるでしょう。

でもそのミスをした時に、

「自分は正しい方法でやろうとしたんですけど・・・」
「あの人がこういうことを言ったので、勘違いして・・・」

などと言い訳がまず最初に来る人、自分を弁護しようとする人、
自分には責任が無いということをやたらアピールする人って、
結局は周囲からの信用残高を激減させているんですね。

本人は自分のプライドを守るために必死なんでしょうが、
そんな下らない自分のプライドよりも大切なものを失っているのです。

また、もっとひどい人になると、嘘の報告を平気でしたりします。

契約を獲得するために、会社の了承を取らずにお客様に対して

「今月契約していただいたら、200万円お引きできます」
「私に任せていただいたら、あれとこれをサービスします」

などと無責任な約束をしてしまい、そのことが発覚し、会社から詰められると

「そんなことを言った覚えはありません」

というようにシラを切ったりするのですが、まず間違いなくバレるんです。

もちろん、信用もガタ落ちです。

結果、会社に居られなくなってしまうのですが、
人生で最も大切なことを知らず、その場をただうまく乗り切ることしか考えられない人は、
そういう嘘がどういう未来を招くかを分からず、墓穴を掘り続けるのです。


仕事でも人生でも、最も大切なのは信用です。
信用されてさえいれば、必ず必要としてもらえますし、支持してくれる人も出てきます。

そのために、嘘をつかない。
言い訳をしない。

こういう人としての基本から、
自社の社員さんに教育しなければいけない時代なのかもしれませんね。
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