旅人と老人の話をご存知でしょうか?
旅人A・旅人Bがある街を訪れるのですが、
その街の入口に老人が立っているんですね。
旅人A・Bがその老人に質問します。
「この街はどんな街ですか?」
すると老人が逆に質問するのですね。
「あなたがここに来る前に居た街はどんな街だった?」
旅人Aは「いや、最悪の街でした」といい、
旅人Bは「とても良い街でした」と答える、という話です。
この話のオチは、旅人AもBも、前に居た街は同じ、という点。
すなわち、良い街と悪い街があるのではなく、
良いところを見る目を持っているか、
悪いところばかり見えてしまう目を持っているか、
の違いである、ということです。
この話にとても似た体験を昨日、私はしました。
足がパンパンに腫れる、大人の病気(痛風です)が発祥している私。
昨日の夜中、あまりの痛さに目が覚めました。
通常だと、夜中に目が覚めれば、
そのまま仕事モードに突入するのですが、
昨日はあまりの激痛に、仕事どころではありませんでした。
時間の経過と共に、痛みが増していき、
限界を超えたので、生まれてはじめて救急車を自分で呼びました。
ホテルの部屋まで救急隊員の方が来て下さり、
救急車で夜間病院に運んでいただいたのです。
到着した病院で、医師の方や看護師の方が、
本当に親身になって診て下さり、
注射を打ってもらい、10分もすると耐えられる痛みに治まり、
更にはお薬も出して下さいました。
私はただひたすらに、
たかだか痛風でお手を煩わせてしまい、本当に申し訳ありません、
という気持ちでドクターや看護師の方に接しておりました。
そして痛みが引いてきたので、心からお礼をお伝えすると、
なんとホテルまで帰るタクシーを呼んで下さっていたのですね。
「なんて素晴らしい方たちなんだ!」
と私、感動し、心からの御礼の気持ちをお伝えし、
タクシーでホテルに帰ったのですね。
そしてこのことをクライアント様にお伝えすると、
どうやら私が運ばれた病院の評価は地元の方から最悪なようで、
GoogleMapでの評価は2.1だったのです。
私個人の評価はもちろん、5.0です。
対応が良いスタッフさんかそうでないか、
良いお客様かそうでないかの違いは、
こちらの態度や気持ちにあるのかも、
と思った出来事でした。