鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4813回】 お墓をつくる

2024年03月04日 | 人として

私の父は13人兄弟の末っ子ですので、

長男である私はお墓をつくる必要があります。

 

ということで、2月からお墓のことをいろいろと調べておりました。

 

個人的には経済や政治、国際情勢などについては興味が強く、

その分野に関してはそれなりに精通していると思うのですが、

冠婚葬祭などの一般常識に関しては致命的に疎く、

相当ポンコツです。

 

ただ今回、いろんなお寺や霊園に行って、

いろんなお話を聞かせていただく中で、

お墓の業界ってもう本当に既得権益に守られた、

前近代的な業界であり、

しかも結構ゴリゴリ系の営業をしてくるお寺や墓石屋さんがある、

ということを知ることができて勉強になりました。

 

住宅業界からはほぼ完全にいなくなった、

ゴリゴリ系の営業スタイルがまだ存在しているのですね。

 

どのお寺とは言えませんが、

超有名なあるお寺にお話を聞きに行った時のこと。

 

受付を済ませると、担当のスタッフさんとその上司のお坊さんが

いきなり名刺を出されてきて挨拶されました。

 

「私、担当の○○、

そしてこちらが私の上司の、部長の○○です」

 

と紹介されたのです。

 

正直、ドン引きしました。

 

更にはまだ会って数秒なのに、

かなりプライベートな部分を根掘り葉掘り聞いてくるのです。

 

そして霊園案内時もとにかく残り少ないから、

早くいいところを押さえた方が良い、とクロージングもゴリゴリで、

まあ、ここは嫌だな、と思いました。

 

そしてこれまた超有名なお寺ですが、

ここは墓地の営業はゴリゴリでは無かったのですが、

そのお寺を提携している墓石屋さんの営業が、

ほぼ毎日追跡の電話をしてくる、とのことで、

家内は当然ながら断っていました。

 

結婚式や新婚旅行。

お葬式やお墓。

 

人生の節目の行事に関する仕事なのに、

あまりにも自分都合で、目に¥マークをつけて対応されると、

お客様の立場では引いてしまう、ということが

個人的に実感できました。

 

そして最終的に私が選んだお墓の候補を両親に見てもらい、

両親も納得の上、決定することができました。

 

住宅を購入、もしくは建てる、ということも、

お客様の人生の節目を飾る一大イベントです。

 

お客様に寄り添い、お客様の立場に立って誠実に対応する。

 

ここを徹底していきましょう!


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