「この仕事は、自分のイメージとは違った」
「この仕事、自分に合わないと思う」
と、入社して数年以内に辞める人は、
今の若い世代だけでなく、
私が社会に出た25年以上前からある一定数、いました。
確かに、自分に本当に合わないのであれば、
心身共にかなり疲弊するので、転職はありでしょう。
でも、「自分に合わない」と判断する前に
・本当にその環境で精いっぱい、やり切ったのか?
・一所懸命、学ぼうと努力したのか?
・その環境下でやりがいを見つけようと全力を尽くしたのか?
と、自問自答すべきでは、といつも思います。
「時間は有限。
人生には自分がやりたいことをやる時間しかない」
など、耳障りの良い言葉がネット上に転がっていますが、
大前提としてあるのは、稼げなくては生きていけないし、
ある一定の収入以下では選択肢がメチャ狭い、ということ。
そして好きなことをやって稼げる人というのは、
その分野でとてつもない努力をしたか、
とてつもないセンスがある人に限られる、ということ。
「自分に合う仕事で稼いでいきたい」
ということを実現できるのは、
ある一定以上の能力や人間性が高い人に限られる、
という真理を理解しないまま、
ただただ今の仕事が合わない、という自己判断だけで
辞めてしまう人が多いよなぁ、と思うのです。
好きなことをして稼げるだけの、能力やセンスをお持ちですか?
その能力やセンスを磨くために、人の数倍、努力したのですか?
ということを、退職する前に自分に問うと良いでしょう。