弊社のクライアント様の中で、
年間200棟を超えるクライアント様に共通するのは、
入社2~3年目のスタッフが成長する環境がある、
ということです。
未経験で入社した3年生が、
確実に会社に利益を生み出せる結果を出しているのです。
私の記憶だと、10年以上前には、
入社3年目でかなりの成果を出していた方は
確かに存在していましたが、
それは会社が育成したのか、というとそうではなく、
若手スタッフさんのポテンシャルが高かったから、
というのが事実だと思います。
ところが、この10年で大きく変化したのは、
入社当時のポテンシャルに関係なく、
大半の3年生が成果を出し、
完全に黒字社員化しているのです。
私自身、若手スタッフさんに成長していただけるよう、
研修をさせていただくことは多いのですが、
正直、研修だけで人は成長しないのです(←断言)。
その研修の内容を理解した上司が、
日々の業務の中で、やるべきことを決め、やらせる。
その「決めたことをやる」中で、はじめて人は成長するのです。
要するに、インプットだけで成長するのではなく、
行動が人を成長させてくれるのです。
コンサルの立場としては、
対象となるスタッフさんに日々、接することは、
物理的に不可能なので、
直属の上司の関わり方がポイントになるのです。
組織全体で、何としてもあの社員さんを
絶対に成長させる、という明確な意思があって、
若手スタッフが成長するのです。
更に何名かいる同期の中で、
ある一人が劇的に成長することにより、
他の同期が焦り、自らの考え方と行動を変える。
これはよくある話です。
すなわち、同期入社を複数名、採用できる会社が、
若手が成長しやすい環境を整えられる、ということ。
稀にいますが、数年ごとに新人を1名採用したい、
という会社が、若手スタッフを育成できない原因が、
「競争意識を持たせられない」
ということなのですね。
ある一定の規模の組織をつくって、
毎年、複数名の社員さんを採用できる会社が勝つ。
住宅会社の現状をまとめてみました。