組織で意思決定をする責任者は、リーダーです。
組織として何に取り組むのか、ということを
いろいろとご提案をさせていただいた際、
リーダーがこちらの提案内容を理解できていれば、
やるかやらないかの決断は即、下すことが可能です。
ところが、現場のスタッフさんは全員理解できているのに、
リーダーがその提案内容を理解できていない場合、
リーダーに提案内容を理解していただくための時間が、
リーダーの資質にもよりますが、猛烈にかかることが多く、
結果、意思決定や行動のスピードがガタ落ちしてしまう、
というケースがしばしばみられます。
大抵、リーダーが年長であることが多いですから、
特にweb関連に関して、
リーダーがついてこれないことが多いのです。
こういう時、提案側と組織のリーダーに信頼関係があると
「とりあえず、言われた通り、即やろう!」
と決断して下さいます。
また、人を信じる力が強かったり、
リーダー自身が謙虚な場合も、
即、決断してくださいます。
面倒なのは、メチャプライドが高いリーダー、
そして自分が全て理解していなければ、
決断を下せないという、人を信じることができないリーダーです。
プライドが高いので、自分が知らないことが許せなかったり、
人を信じられないので、自分が全て理解した上で決断したい、
と思ったりする訳です。
でも、そういう方に限って、勉強量が全然足りないので、
時代の流れについていけないのですね。
で、提案する側も、もうこのリーダーに何か言うと、
ものすごい労力と時間を取られるから、
何も提案しなくなっていくのです。
こうして、人を信じることができない、
プライドだけは高いリーダーの組織は、
見事に時代の変化についていけず、取り残され、
結果、業績がダダ下がりしていくのです。
こういうリーダーになってはいけないのです。