鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4387回】 請負的な仕事は減り続ける

2023年01月03日 | 住宅コンサルタントとして

もの凄いスピードで世の中が変化している現代、

過去の成功パターンは通用しなくなりました。

 

日本の教育は、

答えが無い問題を考える力を養うのではなく、

自分が過去暗記した知識の中から

最も正解に近いものを引き出してくる力を養う。

ということが中心なので、

変化のスピードが速い時代に適応できない企業、

それからビジネスパーソンが劇的に増えるのでは、

と個人的に感じています。

 

元旦に一族で集まって、

皆で食事をしていたのですが、

私の甥っ子夫婦が紙系に強い広告制作会社で

仕事をしているのですね。

 

で、話を聞くと、会社の業績はかなり厳しいようで、

賞与もこの冬はかなり絞られている、とのこと。

 

今の時代の流れからすれば当然、

いろんな印刷物は減っている訳です。

 

だから印刷中心では、仕事量を減るし、

単価も下がるしかないのですが、

紙で過去、実績を出してきたゆえに

なかなか切り替えることができない。

 

では、HP制作や動画制作などに取り組めば良いか、

というと、それも時既に遅しで、

アプリの進化であったり、

フリーランスの方とのマッチングサイトの充実により、

HPや動画制作の単価も劇的に下がっているのですね。

 

弊社のクライアント様の大半は、

動画撮影や編集なんて自社で完結しています。

 

ちょっとした紙の制作物も自社でやっています。

 

そんな時代、広告制作会社で、

請負的な仕事の仕方しかできていない会社は、

当然ながら苦しくなっていくでしょう。

 

では、どうすれば良いのか?

 

こういう問題に対し、

自分たちで最適解を出す力が、

これからの時代、必要ということです。

 

たまたま制作会社の話をしましたが、

いろんな業種や職種で、同様のことが起こります。

 

例えば、DX化が進むと、

事務や経理系の仕事が劇的に減ります。

 

いよいよ日本でも始まりますが、

公道を自動運転の車両が走れるようになると、

運送系の仕事も減ります。

 

顧客から言われたことだけしかやらない、

いわゆる請負的な仕事しかできない

企業やビジネスパーソンは、

存在価値が下がり続けます。

 

そうならないためには、

新しい商品やサービスを自分たちで考えて形にし、

顧客に提案していくしかないのです。


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