鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4573回】 仕事を、事業を通して、自分は何を貫きたいか?

2023年07月08日 | 住宅コンサルタントとして

経営者であれば、事業を通して、

自分たちは何を貫きたいのか?

 

ビジネスパーソンであれば、仕事を通して

自分は何を貫きたいのか?

 

この問いと向き合い、考え抜いて、

自分なりのゆるぎない軸を持った方が、

地に足がついた経営ができ、

地に足がついた仕事ができるのだと思います。

 

話をしていて、考え方に魅かれたり、

「なんか筋が通っているなぁ、この人」と

感じられる人って、この軸をしっかりと持っているのです。

 

これは人から与えられるものではなく、

もともと会社に存在する理念であったり、

上司や先輩の考え方に触れながら、

自分自身の軸をつくる必要がある、と

個人的に思っています。

 

私自身、人生の一度目の転機は、

コンサルタントに転職するかどうかを考えている時でした。

 

北海道の地元の工務店様にサッシやキッチンを販売していて、

施主様の予算が無いから、という理由で

性能が低く、安い商品を採用する工務店さんや、

ただ長年のお付き合いがあるからという理由で、

世話になった建材屋さんや材木屋さんから

購入する工務店さんを見て、

 

「デザイン面や性能面で本当に良い家を

お客様の方向を向いて建てている住宅会社を増やすには、

今の仕事(建材メーカーでの営業)をやっていることが

果たしてベストなのだろうか?」

 

と考え始めたことがきっかけでした。

 

更に自社で家を建てて下さったOB様から

不具合の連絡をいただいても、

自分たちで対応するのではなく、

メーカーに連絡をするだけの無責任な会社が多かったことも

 

「こんなことで本当に日本の住宅のレベルって上がるのか?」

 

と考えさせてくれたきっかけとなりました。

 

日本の住宅のレベルを性能面・デザイン面で高め、

それらを地元の工務店さんが地元の職人さんと創り上げることで、

日本の住環境のレベルUPと地域社会の活性化に貢献できる。

 

そういう軸が自分の中で出来上がったので、

住宅業界専門のコンサルに

転職しようという覚悟を決められたのです。

 

だから私は、目先の受注を高めるための

安直なスーパーローコスト住宅などを提唱することは無く、

デザイン・性能のクオリティを高め、

換気システムや空調に関しても面倒な提案をしています。

 

日本の住環境のレベルを高めたい、という軸があるので、

18年間、ブレずにやってこれているのだと思います。

 

この軸のおかげで、素晴らしいクライアント様たちと出会え、

ご縁を頂戴することができているのです。

 

ブレない自分の軸をビジネスパーソンは持った方が良い。

 

特に住宅業界で働くビジネスパーソンは・・・。


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