私自身がグルメであることは、
クライアント様だったり、このブログを読んで下さっている方は
ご存知かと思います。
私が美味しいレストランに通い続ける理由は、
もちろん美味しい料理を食べることが最大の理由なのですが、
一流の料理人さんからいろんなことを学ばせていただく、
ということも、同じくらい大きな理由となっています。
どんなことを学ばせていただいているのかというと、
・調理方法
・調味料や各食材の産地、生産者さんの情報
・食器やお箸、カラトリーなどの情報
・大将がよく通う、他の美味しいお店の情報
・料理人さんのつながりや師弟関係の情報
など、料理に関する、それ以外のいろんなことを
教えていただきに行っている感じです。
こうしたいろんな情報を知って、
この料理を出していただいたり、
この空間を創り上げるためにどれだけ手間暇をかけたか、
というようなことを感じることで、
料理がより一層、美味しく感じられますし、
そこで過ごす時間が極上になるのです。
結論(=料理の味・満足感)だけでなく、
結論を導くまでの過程(調理方法や空間をつくる上でのプロセス)が
同じくらいの価値を持っているのです。
こういうことが理解できると、
お客様にご提案する際に結論だけを言うのではなく、
必ずその結論に至る過程までをセットにして伝えた方が良い、
ということも理解できるでしょう。
営業や設計、コーディネーターは、
お客様にいろんなことをお伝えし、
お客様に決断をしてもらわなくてはいけないのですが、
ポイントなのは提案することの質だけでなく、
その過程もしっかりとお伝えしなくてはならない、
ということ。
お客様が価値を感じる対象は、
結論だけではない、ということを理解し、
その結論に至るまでの過程を伝えていきたいものです。