鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3524回】 型

2020年08月23日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただくようになって15年になりますが、

まだまだ日々、勉強することが山積みですし、

私自身、気づけていないことも多々あります。

 

私自身は、社会に出てから

2社の会社で働かせていただきましたが、

特に最初に働かせていただいた会社は、

しっかりと型があって、その型に沿って何事もやれば、

滞りなく業務が回っていく感じでした。

 

毎日のことで言うと、

朝のルーティーン(ゴミ出し、売上実績表を印刷するなど)、

朝礼の型(綱領と経営理念の昭和、上長からの言葉、売上報告、

各自の行動予定、各自からの連絡事項)

上司とのミーティングの型(昨日の結果報告と本日の行動予定について、

詳細な指示・アドバイス)などなど。

 

10日、20日、25日以降の毎日で言うと、売上予測報告。

 

月次で言うと、

営業会議やビルダーセールス会議、研修などがありました。

 

そして会議の進行にも型があって、

前日までに型に沿って資料を必ず制作し、

その型に沿って発表し、指導をいただく、

という感じです。

 

政策などの戦略に関しては、

会社上層部の決定がただ、降りてくるだけでしたが、

戦術や戦闘に関しては、現場の要望も聞いてもらえたり、

時には非常に役に立つアドバイスを頂けたりと、

まあ型どおりに仕事をしていけば、

目標の80%は達成するような感じだったのです。

 

自分自身はこうしたことが体に染みついているので、

起業した時も会社の業務を回していくための型を

すぐにつくって回すことができたのですが、

中小企業だと、業務を回す型が無い会社が結構多かったりします。

 

それはそれで理解していたつもりだったのですが、

会議の型や日次・週次・月次での型も無いケースがある、

ということに本当に気づくことができていませんでした。

 

この型が無いと、トップがその場でひらめいたことに

部下の方や現場のスタッフさんが振り回されることになり、

皆疲れたり、不安になったりするのです。

 

会社が成長し、部署やスタッフさんが増えていくと、

型をつくっていかなければ、うまくマネジメントしてくことはできません。

 

皆さんの会社には、いろんな型がありますか?


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