鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4709回】 数値で自社の現状を把握しておく

2023年11月21日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

とにかく役員の皆様が数字に強い。

 

さすが600棟の住宅を回されているだけあって、

私が投げかけた、現状把握のための質問に、

即答できるだけの数字を把握されています。

 

例えば、来場されたお客様ご家族に関して、

お子様がおられない世帯の比率。

 

これが衝撃の数字だったりするのです。

 

ということは、商談スペースのデザインとか、

飲み物のメニューなど、改善した方が良いのでは、

というようなアイデアが湧いてくるのです。

 

また来場からの契約に関して、

自社のOB様や協力業者様の紹介が一切ないケースの契約率と、

紹介が介在する際の契約率の違いについて。

 

こうした数値もしっかりとデータを取られているのです。

 

当然、紹介が絡んだ方が契約率が高いのですが、

その数値の差があまりにも大きいので、

やはり紹介をいただけるような取り組みが欠かせない、

と改めて認識することができました。

 

更には、商品グレードが3つあるのですが、

各グレードの契約比率をずっと追っていくと、

今、お客様の価値観はどっちに振れているのかが

一瞬で見えてくるのですね。

 

商品のラインアップに関して、

ローコスト価格帯の充実をすることが無意味である、

ということも、こういうデータを見ると理解できるのです。

 

その他にも、拠点ごとの集客数、契約数、

更には営業マンごとの契約棟数なども

質問すると役員の皆様は即答できるのですね。

 

一方、役員・幹部が

こうした数字を全くと言っていいほど

把握できていない会社も存在します。

 

質問の度に、サーバーにアクセスし、

いろいろと探されていたりするのですが、

やはり理想は、自社の現状の数字が頭に入り、

リアルタイムでいろんな決断がスピーディーにできることです。

 

自社の現状を数字でしっかりとおさえておきましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4708回】 ノウハウだ... | トップ | 【4710回】 「説明が上... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事