「ウチの社員は本当に気が利かなくて・・・」
「最近の若い社員は、機転が利かなくて・・・」
という経営者や幹部の方がおられます。
でもよくよく見ていると、
そういう方に限って、部下への指示の出し方が、
非常に中途半端というか、明確ではなかったりします。
すなわち、気が利かないのは、
部下ではなく上司側にあったりするのです。
私自身、これまでいろんな上司や先輩の下で
仕事をさせていただきました。
すると、どういう上司の下だと仕事がしやすくて
逆にどういう上司だと仕事がやりにくいか、
自分の経験の中で理解できるようになりました。
ついていこうと思う上司とは、
・指示内容が分かりやすい
・5W2Hが具体的
・特に納期を明確に示してくれる
・なぜ、この業務をやるべきか、ということも明確
・自分よりも部下に花を持たせる
という感じでしょうか。
やりにくかったのは、
ナルシストの上司で、
自分が主役で、全て手柄を持っていこうとする人。
そして5W2Hが非常にあいまいで、
何が言いたいのか、よくわからない人でした。
「今どきの若い人は・・・」
という前に、己の襟を正したいものですね。