鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4298回】 ねぎらい、認め、褒める

2022年10月06日 | 住宅コンサルタントとして

仕事で高いパフォーマンスを出し続ける上で、

モチベーションは欠かせないと個人的に思っています。

 

私自身、クライアント様の経営陣やリーダーの方たちには、

マーケティング戦略や商品戦略の提案や

現状の問題点の解決提案などをさせていただきますが、

現場のスタッフさんには、主に研修が中心となります。

 

最新の手法や他社のビジネスパーソンの成功事例などを

具体的にお伝えさせていただくことが中心ですが、

現場のスタッフさんとお話をさせていただく機会もあります。

 

その際、心がけていることは、

とにかくそのスタッフさんに

ねぎらいの言葉をかけさせていただき、

更に頑張っている部分を指摘し、

良いところを褒めさせていただく、ということ。

(ただ、仕事に対するスタンスが微妙な方に対しては、

全く別のアプローチをおこないますが・・・)

 

日々、接している上長からは、

日頃、励ましの言葉も、厳しい指導も

両方受けていると思うのですが、

毎日、同じ人から同じようなことを言われても

段々と新鮮さが無くなってくる、

ということを自身のサラリーマン時代の経験から、

私自身、分かっているつもりです。

 

なので、サラリーマン時代に自分だったら

こういうことを言ってもらったら嬉しいだろう、

ということを想像しながら、

スタッフさんとコミュニケーションを取らせていただいています。

 

私が就職した1996年は、

バブルが崩壊していたとはいえ、

まだ人口減も起こっておらず、

まだまだ経済が発展していた時代。

 

需要に対し、供給が足りていなかった時代。

 

正直、何も考えずに

仕事をただただ一所懸命やっていれば、

誰でも成果を出すことができた時代です。

 

ところが、現代は需要と供給のバランスが崩れ、

ただ指示通りに仕事をしていても、

お客様の要求レベルを超えていなければ

必要とされない時代な訳で、

当時と比べると本当に難しい時代となっていると感じています。

 

そんな環境下で仕事の成果を出されているだけで、

本当にすごいことだと個人的に思っているので、

スタッフさんにはまず、そういう部分から指摘させていただきます。

 

更に例えばお子さんを育てながら

仕事をしている女性スタッフさんだと、

1日のスケジュールなんかを教えていただいて、

そんな限られた時間の中で、

こんなクオリティの高い仕事をやっていただいて、

本当にありがとうございます、という感じで

自分自身の本音をお伝えするようにしています。

 

これは、本当に心の底から思ったことを

ただただお伝えしているだけなのです。

 

でもこのことが各スタッフさんの

承認欲求を少しでも満たすことにつながっているのか、

いろんなクライアント様のスタッフさん、

ちょっと嬉しそうなリアクションを取って下さるのです。

 

そうしたやり取りをさせていただいた後に、

本題に入らせていただく訳なのですが、

皆さん本当に素直に聴いて下さいます。

 

スタッフさんとのコミュニケーションの基本は、

 

「ねぎらう」

「認める」

「褒める」

 

だよなぁ、と個人的に思っています。


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