鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4089回】 現場で泥臭い仕事を若いうちにやっておく

2022年03月11日 | 住宅コンサルタントとして

将来、経営者になろうと思っている人は、

若いうちに現場で泥臭いことをやっておいた方が良い、

と個人的に思っています。

 

そしてコンサルタントやマーケティング担当者も、

同じように現場で汗を流すということを

やっておいた方が良いでしょう。

 

というのは、机上でいろんなことを考えてみても、

実際の売り場では、予想外のことが多々、

起こるからなのです。

 

良い方向に進むこともあれば、

非常にピンチのことが起こることもしょっちゅうです。

 

その時に、現場で頑張って下さっているスタッフさんが、

この人の言うことを信用してやってみよう、とか、

自分たちも頑張らなければならない、と思っていただくには、

経営者やマーケティング担当者が、

スマホをいじっている姿ではなく、

汗を流して誰よりも働いていることがポイントとなるからです。

 

コンサルに転職して、私を拾って下さった上司に、

その上司のクライアント様が出店する、

リフォームのイベントに連れていっていただきました。

 

大きな会場にリフォーム会社や住宅会社が複数、出店し、

お客様をキャッチする、というイベントなのですが、

いろんな会社の出店ブースにはお客様、

足を止めて見学しないのですが、

上司のクライアント様のブースには、

お客様が吸い寄せられるように入っていくのです。

 

そのブース内の作りこみのアイデアは、

上司からの提案によるものであり、

しかも更にブースの見せ場をつくろうと、

昼食も取らずにずっと現場でPOPや展示物を

上司はコツコツとつくっていました。

 

その時、私は何も仕事をいただけず、

 

「どういう感じか、まあ1日見とけ!」

 

と言われていたのですが、

自分なりにいろんな会社のブースを見て、

人が集まるブースと集まらないブースの差を

自分の目で見て分析していました。

 

そしてこの経験のおかげで、

いろんな住宅会社さんの見学会場の作りこみが

現地でできるようになりました。

 

またある時は、

お米屋さんの支援に行っていたのですが、

そのお米屋さんのセール前に夜中までずっと、

店内でコツコツをPOPをつくったり

することができるようになったのです。

 

今でもいざとなれば、

住宅会社さんの現場に出て、

そこの社員さん以上に、

いろんなことをする自信はあります。

 

カリスマ性のない人が、

組織を、人を引っ張っていくためには、

2倍3倍、汗を流して働く姿を見ていただくしかない。

 

そして現場で仕事して、成果を出すと、

必ず見る目が変わるのです。

 

現場で汗を流す。

みなさんは最近、できているでしょうか?


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