普段、私は京都で買い物をすることが多いです。
京都のいろんなお店の接客力は、平均するとかなり高く、
個人的に非常に勉強になります。
(というか、接客力の高いところにしか
自分たちが選んでいないのかもしれませんが・・・)
距離感の取り方、所作、声のトーンや言葉遣いなど、
アパレル、貴金属、飲食店など、
まあ本当に良い時間を過ごさせていただけます。
一方、北海道でいろんなお店に行くと、
接客力は京都とは雲泥の差で、
家内はかなりイラっとしています。
接客力が良くないお店は、すぐに出るのですが、
お店を出た後、
「あのタイミングとちゃうねん・・・」
「なんでああいう言い方、するのかな?」
「あんなディスプレイ、誰も欲しいと思わないよね?」
などなど、家内の率直な意見を教えてもらうことで、
何がポイントなのかを勉強してきました。
素晴らしい接客を受けると、
もちろん勉強にもなりますが、
どちらかというと感動してしまうことの方が多くて、
しかも簡単に真似することが難しかったりします。
一方、イマイチな接客を受けると、
何をしたらお客様は不快になるのか、
ということが理解できるようになるので、
それを自分がやらないようにすればよいだけです。
だから、まずい接客を受けることの方が、
接客初心者には勉強になることが多いと思います。
自らの接客力を向上しようと思うのであれば、
いろんな地域のいろんな方の接客を受け、
何が心地よく、何がイラっとするのかを
自分なりに整理することが重要だと思います。
結局、あちこちに行き、いろんな経験を積んだ人が
最も早く成長するのです。