結果が出ていない営業マンや、
業績が努力の割に出にくい住宅会社に共通するポイントが、
「すべてのお客様を受注しにいく」
という価値観を持っていることです。
野球で例えると、全てのボールをヒットにしようと、
とにかく投げられたボールを全て打ちにいく感じですね。
(しかしながら、最近、このスポーツのたとえ話が、
全く通用しない方に直撃して、ちょっとショックです・・・)
中小企業が目指すべきは、
全てのお客様を受注しにいくのではなく。
自社に合ったお客様を受注することです。
受注しにいくお客様と、受注しないお客様を
自分たちの中で見極める必要があるのです。
限られた人数、限られた時間で、
全てのお客様の全ニーズに対応するなんて、
正直、物理的に無理があることは、分かりますよね?
例えば、候補を絞りきっていないお客様に、
敷調や土地紹介をするとか、
土地が決まっていないお客様にプランを描くとかは、
基本、してはいけないのです。
また、自分はお客様の立場だからと言って、
非常識なことを要求する方なんかも、
受注をしにいってはいけないのですね。
そういうお客様を見逃しても、
商売が追い込まれないように、
安定集客と受注残が必要なわけで、
ここを経営者は押さえておく必要があるでしょう。
家づくりの進め方を明確にし、
その順序に沿って進んで下さるお客様の家づくりを
我々は目指していかなくてはならないのです。