鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3696回】 お客様に振り回されるスタイルを辞める

2021年02月11日 | 住宅コンサルタントとして

結果が出ていない営業マンや、

業績が努力の割に出にくい住宅会社に共通するポイントが、

 

「すべてのお客様を受注しにいく」

 

という価値観を持っていることです。

 

野球で例えると、全てのボールをヒットにしようと、

とにかく投げられたボールを全て打ちにいく感じですね。

(しかしながら、最近、このスポーツのたとえ話が、

全く通用しない方に直撃して、ちょっとショックです・・・)

 

中小企業が目指すべきは、

全てのお客様を受注しにいくのではなく。

自社に合ったお客様を受注することです。

 

受注しにいくお客様と、受注しないお客様を

自分たちの中で見極める必要があるのです。

 

限られた人数、限られた時間で、

全てのお客様の全ニーズに対応するなんて、

正直、物理的に無理があることは、分かりますよね?

 

例えば、候補を絞りきっていないお客様に、

敷調や土地紹介をするとか、

土地が決まっていないお客様にプランを描くとかは、

基本、してはいけないのです。

 

また、自分はお客様の立場だからと言って、

非常識なことを要求する方なんかも、

受注をしにいってはいけないのですね。

 

そういうお客様を見逃しても、

商売が追い込まれないように、

安定集客と受注残が必要なわけで、

ここを経営者は押さえておく必要があるでしょう。

 

家づくりの進め方を明確にし、

その順序に沿って進んで下さるお客様の家づくりを

我々は目指していかなくてはならないのです。


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