鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3212回】 営業現場にどっぷりと入らせていただきます

2019年10月16日 | 住宅コンサルタントとして

お付き合いをさせていただいているクライアント様の大半が

かなり長いお付き合いということもあって、

コンサルティングの中でやり取りをさせていただく内容が、

かなり経営レベルに近いケースが多いような気がします。

 

営業の手法、部下のマネジメントについては、

その昔、徹底的にやっていたので、

お付き合いの長いクライアント様に

お伝えすべきことは伝えきったと思っています。

 

ゆえにお伺いした際には、

新事業・新業態・ブランディング・商品開発・採用・人材育成などが

毎回のテーマであることが多い。

 

その反面、現場レベルでの営業手法やお客様へのアプローチ、

営業マンの行動管理や時間管理の部分は、かなり薄くなっていました。

 

というか、ここ最近はほぼ、お伝えしていないし、

細かなチェックもしていないような気がします。

 

これ、大いに反省すべきことです。

 

というのは、それなりに集客数があるにも関わらず、

受注につながっていない会社の場合、

営業マンがやるべきことをやっていないか、

伝えたり聞き取ったりのコミュニケーション能力が足りていないかの

どちらかが原因なのです。

 

その原因を正確に把握し、改善するためには、

データを取得し、それを分析することが必要なのですが、

業績が上がっていない会社ほど、

ここを経営者やマネージャーの感覚でやってしまうのです。

 

データを取らない。

数値で把握しない。

感覚勝負なのです。

 

管理者が現場に貼りついて、

部下の一挙手一投足をチェックできるのであれば、

最悪、それでよいのかもしれませんが、

いろんな業務をしなければならないでしょうから、

それは実質不可能です。

 

だから、結果を書面で報告してもらい、

正確なデータを取得し、分析し、改善することが欠かせないのです。

 

ちょっと営業における顧客管理や顧客へのアプローチ方法など、

もう一度徹底的にどっぷりと入らせていただこうと思っています。

 

クライアント様には、

近日中にいろいろと発信するかと思いますが、

どうか対応、よろしくお願いいたします。

 

それと前回、お願いしている宿題も各社様、対応よろしくお願いします。

(優秀なクライアント様は完璧にやって下さっています)

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【第3211回】 家で過ごす時間が一番

2019年10月15日 | 住宅コンサルタントとして

いろんな業界の研究、モデルとなるお店の調査、

そしてとても素晴らしい建築物などを調査するために、

時間が確保できれば、全国あちこちに行きます。

 

そして建物としてのデザインやインテリアが素晴らしい宿泊施設がある場合、

当然ながら迷わずにそこに宿泊します。

 

結構素敵な宿泊施設に泊まってきましたが、

自宅を新築して以来、いろんな宿泊施設の部屋やロビーを見ても

我が家の家内は、どうも建物への満足度が下がったような気がします。

 

「ここも素敵やとは思うけど、

でも私は自宅がやっぱりいいかな・・・」

 

と言うのですね。

 

自宅は琵琶湖の西にあるので、

朝、晴れている時はきれいな朝焼けが見えます。

(土地は高台にあって、リビングダイニングは2階のため、

結構眺望も良いのです)

 

その朝日をダイニングに入れながら、

朝、コーヒーを淹れ、その香りが部屋の中に広がります。

 

南面は全面窓ですが、窓から見える街路樹は

初夏はキレイなグリーンで、秋は紅葉してくれますから、

季節感も日々、感じられます。

(しかもお手入れは市がやってくれるので、維持費タダなんです!)

 

そして高気密高断熱住宅かつ熱交換換気システムがついているので

家じゅうの温度差が無い上に、夏も冬も快適なんです。

 

自宅に住んで4年。

掃除が得意では無かった家内が毎日、キッチンをキレイに磨き、

お庭の手入れもしてくれて、本当に良い状態を維持してくれています。

 

秋になり、少し涼しくなりましたから、

あたたかい飲み物が美味しくなりました。

 

食後には、ちょっとしたスイーツを用意してくれ、

最近は家内が抹茶を点ててくれます。

 

最近、はじめたロードバイクも玄関の土間に置いていますが、

これがなかなか良い感じの小物にもなっています。

 

そして何より、子ども達が定期的に帰ってきたくなる家、

ということも私たちにとっては嬉しい。

 

 

建物からいろんな影響を人間は受けるのだと思います。

 

自分たちに合った良い家で暮らすと

本当に1日1日が充実しますし、

建物に合わせて自分たちが成長できるような気がするのです。

 

住む人が愛着を持って暮らすことができる家。

良い時間が流れて、暮らしが充実していく家。

巣立った子どもたちが、帰ってきたくなる家。

四季を感じながら、朝のコーヒーや食後の紅茶を美味しくなる家。

 

まあ、挙げればキリがありませんが、

良い家を建てる意義を広めていければ、と最近思います。

 

クライアント様と共に質の高い家を日本に広めていきたいです。

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【第3210回】 問題解決よりも問題発見力が重要な時代

2019年10月14日 | 住宅コンサルタントとして

今、衝撃的な本を読んでいます。

 

たまたま日経新聞で取り上げられていたので、

アマゾンで購入したのですが、

まだ途中までしか読んでいないのにも関わらず、

大きな衝撃を受けまくっています。

 

その本のタイトルは、「ニュータイプの時代」。

著者は山口周氏です。

 

20世紀後半から21世紀の前半まで望ましいと思われてきた

モノの考え方や行動のパターンが急速に意味を失い、

これからの時代、何が価値があるのか、ということについて、

著者の考えが非常に分かりやすくまとめられています。

 

昭和30年代後半から平成の初期までは、日本には課題だらけで、

その課題を解決し、モノを作り出す力が価値あることでした。

 

しかしながら、モノが過剰になり、正解がコモディティ化していく現代、

しかもこれだけの情報化社会になると、

問題を解決するための情報には、価値があまりないのです。

 

住宅業界に置き換えてみれば、

ひどい欠陥住宅やビックリするくらい性能地の低い住宅しか

供給できないような会社が多々、存在していた時代には、

問題解決(=性能と品質の良い家を提供する)は価値があったのです。

 

しかしながら、ひどい家しか建てられない会社が、

ほぼ淘汰された(まだ完璧に淘汰されていませんが)時代となっては、

 

「これだけ性能の良い家を当社では、こういう方法で実現します」

 

という解決方法の価値はドンドン下がっている、ということなのですね。

 

では、これからの時代、何が重要か?

 

著者によれば、「問題を発見し、提案する」という行為が重要だということなのです。

 

私の説明が分かりにくいので、ピンと来ない方もいるかと思いますが、

私自身は猛烈に共感してしまいました。

 

 

世の中が情報面・物質面で豊かになったことで、

困っていることや不便なことは急速に減少しています。

 

だからこそ、お客様に提案すべきことは、

 

「おそらく、今後こういうことが問題になっていくでしょう」

 

と未来を予測した上で、

 

「こういう暮らし方ができる家が重要ではないですか?」

「こういう工夫こそ、あなたが快適に暮らす上で必要ではないですか?」

 

という、問題を発見し、提案する力が重要になってくるでしょう。

 

市場において価値あるものが急速に変わっていく時代。

ここに適応していかなければ、お客様の支持が得られないのです。

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【第3209回】 絶対に勝てないと思わせてくれるライバルのおかげで・・・

2019年10月13日 | 住宅コンサルタントとして

大学を卒業して、最初に働かせていただいた会社で、

もう本当にすごい同期がいました。

 

とにかく、お客様や先輩に可愛がられる。

圧倒的に人気があるのです。

 

自社に対してあまり良い印象をもってもらっていないのか、

誰が訪問しても話さえ聞いてもらえないような、

難攻不落と言われていたお客様でも、

その同期が訪問すると、一気に仲良くなって、

そのお客様とゴルフに行ったりして、

結果、取引が始まるのです。

 

まあ、営業マンという領域でまともに勝負したら、

100%勝てないと思う同期でした。

 

でも同期だから、負けたくはない訳です。

 

キャラの部分では、100%負ける。

お客様に可愛がられるところでも勝てない。

 

自分が勝てるとしたら、どういう点だろう?と

20代の頃にメチャメチャ考えました。

 

で、自分なりに出した結論は

まずは労働時間では負けないように、

量を徹底的にこなす、ということが一つ。

 

そしてお客様のお役に立つ提案力なら、

勉強すれば何とかなるので、

とにかくいろんなことを勉強をして、

提案力では負けないようにしよう、というのがもう一つ。

 

普通に仕事をすれば、100%勝てないこの同期のおかげで、

自分自身が強化すべき点が明確になり、

20代の頃から良い習慣が身に着いたと思います。

 

そしてその同期が実家の家業を継ぐとのことで、

入社5年目の時に退職したのですが、

彼が担当していたお客様を全て私が引き継ぐことになり、

北見市から旭川市に転勤となりました。

 

そしていざ引き継いでいろんなお客様を訪問すると、

彼が担当していたお客様の中に、

猛烈にクセが強く、無理難題を非常に言う得意先がありました。

 

私、正直、とても苦手だったのですが、

同期の彼は担当している時、

とても上手にそのお客様と付き合っていたのです。

 

「負けたくない」

という気持ちがメラメラと湧いてきて、

結果、何とか日々、対応することが出来ましたが、

その経験のおかげで、ストレスにも強くなり、

クセが強かったり、わがままなお客様でも対応できるようになりました。

 

振り返ると入社した会社で、

「絶対に勝てない」と思わせてもらえるような

優秀な同期や先輩のおかげで、

自分はどういう部分を強化しなければならないのか、

ということを考えるきっかけを得ることができました。

 

もし、「このメンバーだったら、自分が一番!」と思っていたら、

20代の頃から努力することをせず、

結果、とてもショボいビジネスパーソンで終わっていたと思います。

 

絶対に勝てないと思わせてくれるような、

優秀な同期や先輩がもし居たとしたら、

感謝しなければなりませんね。

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【第3208回】 市場の変化に適応するということ

2019年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

アメリカでは、ネット通販がユーザーにとって主流となり、

ものすごい勢いでリアルの店舗が減少しています。

 

ショッピングモールは店舗の撤退が止まらず、

ショッピングモールとして成立しないところも出てきているそうです。

(私の自宅の近くにある、ピエリ守山というところも、

数年前にそうなりました)

 

バブル期には栄華を極めていたアパレル業界。

 

しかしながら、最近で言うとオンワード、ちょっと前で言うと三陽商会といった

アパレルの雄も大量閉店が決まったりしています。

 

住宅業界で言えば、あと10年もすれば、

オッサンの価値観で経営しているハウスメーカーや

地場の老舗の建設会社の住宅部門は激減するでしょう。

 

いずれも過去の成功体験が、

市場の変化に適応するという決断の邪魔をするのです。

 

市場の変化に適応するということは、どういうことか?

 

個人的には、商品や売る顧客、売る場所、マーケティングの手法など、

全ての要素が変わっていくことだと思っています。

 

更に新しい事業、新しい業態にチャレンジすることも

市場の変化に適応していく上では欠かせません。

 

住宅会社の中で感度が高く、お客様の変化に気づけている会社は、

見事に市場の変化に適応できています。

 

しかしながら個人的に思うのは、

建築資材を扱う会社の大半は、

この市場の変化に適応できていない現実があります。

 

家をつくる上で必要な資材をメーカーや商社から仕入れ、

それを住宅会社に販売する。

 

モノを届けるだけでは、価値が無い時代です。

 

こうしたサッシ店、建材店が、ただ商品を販売するだけでなく、

もっと価値あるものを取引先に提供できるしくみ。

 

それ、私、ひらめいたのです。

 

どこまでやれるのか、クライアント様と実験的にスタートしますが、

うまくいけば、まさに顧客の問題を解決し、

結果売上もあがるという結果も見込めることでしょう。

 

そして弊社も、ただいろんな情報をクライアント様に提供する、

ということだけでは、市場の変化に適応できているとは言えません。

 

情報を届ける、ということに価値はそれほどない時代なのです。

 

弊社も市場の変化に適応して参ります。

 

それに取り組まなければ、市場から退場あるのみですから・・・。

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【第3207回】 つらい経験が成長させてくれる

2019年10月11日 | 住宅コンサルタントとして

仕事に真剣に打ち込んでいる人は、

仕事やお客様、働く仲間に感情移入することが多いと

個人的に思っています。

 

熱いビジネスパーソンであればあるほど、

割り切って仕事ができない。

 

そして思いが強い分、

成果が出た時は何倍も嬉しいですし、

悲しいことがあると、一般的な方の数倍、落ち込むのです。

 

目をかけて大切にしてきた社員さんに、辞めたいと言われる。

信頼していた社員さんに裏切られる。

一所懸命対応してきた大切なお客様に取引を停止されてしまう。

懸命の努力をしたにも関わらず、認めてもらえない。

 

ただ、確かにこうしたことはショックなのですが、

今、企業経営で成功している方の本などを読むと、

皆、そんなことを数えきれないくらい乗り越えてきているのです。

 

つらいことを乗り越える経験こそが、

経営者をより強く、より人間味あふれるよう導いてくれるのです。

 

私自身、ありがたいことに素晴らしいクライアント様に恵まれ、

本当に充実した日々を過ごさせていただいておりますが、

稀につらいことにぶち当たります。

 

思いっきり凹むことがあると、

自分の至らなさ、配慮の無さ、考えの浅はかさと

向き合わざるを得ません。

 

そこで自分の至らない部分をしっかりと受け止め、

改善することで成長していくのです。

 

つらい経験こそが、自分を成長させてくれるのです。

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【第3206回】 HiL(HOME I LAND)

2019年10月10日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界は、業界全体でみれば、

まだまだ効率化ができていない業界だと個人的に思っています。

 

マーケティングから営業の部分に関しては、

かなり効率的に業務を回せている会社も出てきましたが、

設計や工事の部分では、まだまだかなと感じています。

 

労働者人口が減ってくる中で、

生産性を高めて少ないスタッフさんの数でも

それなりに業務が回るようにしなければなりません。

 

そのために必要なのは何か?

 

個人的に思うのは、規格住宅の充実。

 

ゼロベースでプランニングし、

一つ一つの仕様を決めていくことは、

すごく手間と時間が実際にはかかります。

 

ベースとなるプランと仕様を決め、

そのベースを基準にパターンオーダー、

もしくは完全規格でも、満足していただけるような

レベルの高い規格住宅を揃えておくことが

自社の業務効率化につながりますし、

お客様からしても分かりやすくなるのです。

 

更に着工前に全ての仕様を確定させ、

それが図面に落とし込まれた状態で着工する、

ということもできていない会社がまだ多いですが、

ここを完璧にできるようになると、

監督や職人さん、協力業者さんの仕事が

圧倒的に効率的に回るようになるのです。

 

工事をやりながら、仕様を決めていくという行為が

生産性を下げる最大の要因ですが、

これも規格住宅を取り入れることで回避しやすくなるのです。

 

そういう話を本日、ふじさんめっせでお話させていただきます。

 

何年ぶりなんでしょう?

講演なんてするの・・・。

 

日本の住宅業界の問題を解決する、HiL(Home I Land).

 

売れ筋の規格住宅を自由に購入し、自社に導入できる。

加盟に関しては、加盟金ゼロのサブスクリクション(定額制)。

定期的にいろんな規格住宅が出品されるしくみ。

更に職人不足の問題にも対応していく予定。

 

この素晴らしいプロジェクトに、

私も微力ながらお手伝いをさせていただきます。

 

弊社のクライアント様も実際に規格住宅に取り組まれている方が多く、

業務効率化や集客力のUPにつながっている事例なんかも

お伝えできればなぁ、と思っています。

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【第3205回】 順調な時に危機感を感じ、変われる経営者が一流

2019年10月09日 | 住宅コンサルタントとして

人間、順調な時には、それがずっと続くと思いがち。

 

特に二流、三流のビジネスパーソンはそうです。

 

順調な時は、「これで良いのだ!」と

バカボンのパパのフレーズでは無いですが、

気の緩みが出てしまって、仕事に対して緊張感が欠けてきます。

 

そして結果が徐々に悪くなってきても、

「次第に良くなる」という根拠のない思い込みで、

手を打つのが遅れるのですね。

 

一流の経営者は、今が順調だったとしても、

 

「これはたまたま偶然で、ちょっと油断するとすぐダメになる」

 

と常に危機感を持っていますし、今の結果に対して謙虚です。

 

危機感と謙虚さがあるので、

常にアンテナが高く、いろんな情報を常に収集しています。

 

だからすぐに手を打つことが出来、

市場の変化に適応していけるのです。

 

素直さと謙虚さに欠け、危機感を持っていない二流、三流は、

業績がどん底になってから気づいて焦るのです。

 

そこから情報収集して、検証して手を打っても、

既に手を打った他社からすれば、周回遅れとなっているのです。

 

今、もし順調に商売が推移していたとしても、

謙虚で危機感を持っていたいですね。

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【第3204回】 営業マンの使命

2019年10月08日 | 住宅コンサルタントとして

建材メーカーの営業マンをやっていた時、

最初の2年間は仕事で成果を出すことができず、

お給料をいただくのも申し訳ない気持ちで働いていました。

 

そこでいろいろと自分なりに勉強して、

学んだことを実践していって改善を繰り返したのですが、

意識したのはライバルメーカーよりもサービスで負けないことでした。

 

基本、お客様がメーカーに求めていることは、

頼んだ商品を決められた納期で、ちゃんとした品質で届けること。

 

それが当たり前のことで、次に少しでも安く納品してもらうこと。

 

でも安売りの習慣が身に着くと、自分は成長しないと思っていましたので、

価格を安くする以外のことで、ライバルに圧倒的に差をつけられないか、

ということに着目し、お客様が困っていることやお客様の問題点に

常にアンテナを張っていました。

 

売れていない頃は、とにかく商品の説明、

売り込みばかりしていましたが、

お客様の困っていることを教えてもらおうと

お客様の話を引き出すスタイルになった途端、

これまで見えていなかったことが見えるようになったのです。

 

お客様にはいろんなタイプがいて、

とにかく忙しく、時間が足りなくて困っている方もいれば、

利益が残らなくて困っている方、

業界の情報に疎く、業務効率が悪い会社もあれば、

成功している会社の情報を求めている経営者もいました。

 

そこでお客様に優先順位をつけて、

最優先のお客様の困っていることを解決する提案を

ライバルメーカーが出来ないレベルでやっていくことにしたのです。

 

忙しいお客様は、そのお客様の業務の一部を私が請け負う。

 

利益が残らないお客様の場合、こちらの売値を下げることよりも、

とにかく無駄が多かったり、もしくはその会社が安売りをしてしまって

利益が残っていないことが原因だったので、

無駄を無くしたり、値下げしなくても売れる方法を考えたりしました。

 

業務効率が悪い会社に対しては、

社内の他部署の方の力を借りて、業務改善の提案をしましたし、

成功している会社の情報を求めている経営者に対しては、

勉強会の提案をして、講師を自分が勤められるよう、

自分自身、いろいろと勉強をしました。

 

結果、私から買って下さるお客様が増えていったのです。

 

営業マンは、モノを売ることが使命ではありません。

 

お客様の困っていることを解決することが使命で、

結果、売れるようになっていくのです。

 

このコツが分かって以来、新規開拓が得意となり、

とにかく売り込まないでまずは困っていることを教えていただき、

その解決のための提案力向上に磨きをかけていきました。

 

そのお客様の困っていることを解決するために、

いろんな勉強をする上で、最終的に経営の勉強をしなければならない、

ということに気づき、天職を意識するようになったのですが・・・。

 

スランプに陥っている営業マンがもし居たとするならば、

営業マンの使命とは何か、ということを考えてみると良いと思います。

 

その使命に沿った活動ができていれば、

きっと結果はついてきますよ。

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【第3203回】 瀬戸内国際芸術祭に行ってきた

2019年10月07日 | 住宅コンサルタントとして

この土日は、瀬戸内国際芸術祭に行って参りました。

 

アートに触れるということや、

世界中からかなりのお客様を動員しているそのイベント性、

更には家プロジェクトというイベントを直島でやっているので、

それは身に行かなくてはならないだろう、という理由で

1泊2日で強行スケジュールで回ってきました。

 

時間的に余裕が無かったので、

行くことができたのは、直島と豊島だけだったんですけどね・・・。

 

最も見たかったのは、安藤忠雄さんの地中美術館だったのですが、

それは事前に予約をしないと見られないくらい、予約殺到のようで、

見事に見ることができませんでした。

 

ANDO MUSEUMは、安藤忠雄さんのスケッチが見ることができ、

更にこの建物の光の取入れ方や空間の作り方がとても素敵でした。

 

直島や豊島の草間弥生さんのかぼちゃは、

本当に見事に瀬戸内の景色の中に存在感を出していました。

 

ただ、直島でやっている家プロジェクトは、正直かなり残念でした。

 

全てを見た訳ではありませんし、全てのアートを見ようと思うと

ものすごい時間と体力が必要だと感じました。

 

ただ、この瀬戸内国際芸術祭そのものも良いのですが、

何より島の道を散策し、瀬戸内海の素晴らしい景色を見ながら、

サイクリングや徒歩で移動することが、とても楽しかったです。

 

この芸術祭を外して、直島や豊島には、

是非時間を取ってゆっくり散策に来たいと思いましたし、

その時は必ず地中美術館、豊島美術館に行きたいと思います。

 

島の散策、楽しいですね。

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【第3202回】 へこたれない強さを身につける

2019年10月06日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、あまり自覚はありませんが、

精神的にはかなり強くてタフだと、家内からよく言われます。

 

まあ凹まないし、落ち込まない。

常に未来志向で過去を振り返らない。

 

何があってもポジティブに物事を捉えるのだそうです。

(←本当に自覚がありません)

 

精神的に凹まなくなったベースは、

おそらく社会人1年目~3年目の経験が大きいのだと思います。

 

大学卒業後、営業として建材メーカーに入社しましたが、

自分が扱っていたのはキッチンやシステムバスなど水まわり商品。

 

これ、先行メーカーが圧倒的にシェアを取っていて、

後発メーカーなのに圧倒的にライバルより高く、

普通に商品を説明しても、誰も買って下さらないのです。

 

毎日、15社~20社に飛び込み、

商品説明をしてもお願いしても買っていただけない。

 

あまりにしょっちゅう訪問するから、しまいにはお客様に嫌われる。

(当時、とにかく訪問しろ、という会社の方針に沿って訪問していました)

 

もちろん、辛かったですし、当時は凹んでいたと思いますが、

仕事なんてそういうもので、この困難から逃げていては

しょうもない中年オヤジになるだけだ、と思っていました。

 

そうなりたくないので、必死に行動しているうちに、

買ってもらえないこと、断られること、話を聞いてもらえないことに

免疫ができたというか、そもそもうまくいかないことが仕事だと、

20代のうちに思えたことが、今となっては大きいなと思います。

 

思う通りに物事が進まない中で、どうやったら、少しでも状況が良くなるか?

 

そう考えられるようになっていきました。

 

人生も仕事も、思うようになんてうまくいかないです。

 

うまくいかない中で、どう光を見出し、コツコツ改善して成果につなげるか?

 

こういう考えを身につけると強いかな、と思います。

 

うまくいかない中、へこたれない強さを身につけることができていますか?

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【第3201回】 実行力がある会社と無い会社の差はハンパなく大きい

2019年10月05日 | 住宅コンサルタントとして

各クライアント様にお願いしている、

自社と他社の違いを正確に把握するシートを埋める宿題。

 

他社のことをどうやって調べれば良いのか、

という疑問をお持ちの会社も多いかもしれませんが、

本気になれば、その手段はいくらでもアイデアとして出てくるでしょう。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

見事に表の空欄を埋めておられました。

 

他社の情報を収集し、自社と他社の違いをどうお客様にお伝えすると

お客様に違いを理解していただけるのか?

 

そこまでしっかりと考えて、課題に取り組んで下さっていることが

こちらにも伝わってきます。

 

やらなければならないことを理解できていない会社やビジネスパーソンは、

正直、ほとんどいないと思います。

(いたとしたら、退場しなくてはならないレベルです)

 

でも、やるべきことが分かっていたとしても、

それをどのレベルで真剣に取り組むのかは、

会社や個人にとってあまりに差が大きいのです。

 

実行力が無い会社は、「どうやったら出来るのか?」ということを考えず、

出来ない理由を数えきれないくらい挙げてきます。

 

「忙しくて、人が足りなくてできない」

「やろうと思っていたんだけど、急に商談が入って・・・」

「調べる手段が、HPくらいしかなくて・・・」

「手に入れたカタログでは、そこまで書かれてなかったです」

 

と、こういう理由を挙げてくるのですが、

実行力のある会社がどうやって調べているのか、

ということに興味が無いんですね。

 

出来ない理由を挙げる会社、経営者、ビジネスパーソンは、

何のイノベーションも起こせないですし、

何の生産性も無いのです。

 

実行力のある会社は、「どうやったら出来るのか?」ということを

真剣に考え、次々に動くので、進化し続けられます。

 

情報化社会の今、大抵の会社はどうやったらうまくいくのか、

ということを知ることは可能です。

 

ですから知っているか知らないか、という部分で差はつきにくいのです。

 

現代では、やるかやらないか、実行できるかできないかで差がつく時代。

 

実行力がある会社と無い会社の差は、ハンパなく大きいのです。

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【第3200回】 琵琶湖沿いに住むメリット

2019年10月04日 | 人として

私の自宅は、リビングやバルコニーから琵琶湖が見える、

琵琶湖のすぐそばに建っています。

 

ジムでの筋トレやウォーキングに飽きた私が

最近はじめたのがロードバイク。

 

1時間、時間が取れると約20キロ、走りに出かけます。

 

琵琶湖大橋という、琵琶湖を横断している橋を渡ることもあれば、

自宅から北に北上し、琵琶湖沿岸に別荘が建っている、

とても景観の良い場所を走ったりと、

その日の気分でペダルをこいでいます。

 

ロードバイクの場合、車でも徒歩でもなかなか行けないところに行けるので、

本当にいろんな発見があるのです。

 

そして何より良いのは、朝、ちょっと早く起きて

仕事前に琵琶湖沿いを気持ちよくロードバイクを運転し、

朝のすがすがしい空気を吸いながら、抜群の景色を見られること。

 

ひとっ走りして、シャワーを浴びて仕事に行くの、

とても気持ちが良いんです。

 

琵琶湖の近くに住んで14年。

 

ロードバイクをするようになって、

本当になんて良いところに住んでいるんだ、と

改めて感じるようになりました。

 

体力が落ちると、仕事に集中できなくなります。

 

まだまだ第一線でバリバリやりたいので、

体を鍛えなくてはなりません。

 

そんな自分に、ロードバイクはピッタリなんです。

 

皆さんは定期的に運動していますか?

 

体調を維持するために、定期的に運動したいですね。

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【第3199回】 自社と他社の違いを正確に把握する

2019年10月03日 | 住宅コンサルタントとして

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉があります。

(これを知らない方が結構多いことに、ちょっとビックリしております)

 

戦う前に、相手のことをしっかりと調べ、

その上で自分たちの力量、戦力等と比較して、

事前準備をしっかりとすれば、大敗することはない、という意味です。

 

これは戦だけの話ではなく、ビジネスにおいても同じだと思います。

 

自社の強み、特長をしっかりと理解し、

競合他社のことも徹底的に調べる。

 

まずはこれをしっかりと出来ていなければ、

競争が激しい中、お客様に選んでいただくことは難しいでしょう。

 

結果が出ていない会社の営業マンほど、

自社の強みを正確に理解できていませんし、

他社のこともすごく浅い情報でしか理解していないのです。

 

その怠惰が問題なのに、

 

「商品が悪い」「モデルハウスが悪い」「会社が悪い」

 

と自分以外のせいにするビジネスパーソンや会社に、つける薬はありません。

 

 

一方、自社と他社のことを学び、徹底的に比較していくと、

自社が勝っている部分と、競合先が勝っている部分が見えてきます。

 

ここで売れていない営業でネガティブ思考の営業マンは、

自社が勝っている部分には目もくれず、

他社に負けている点ばかりに意識がいって、

 

「だからウチは勝てないんだよ・・・」

 

という、アホみたいな発言をします。

 

断熱性能、耐震性能、施工品質、構造躯体、標準仕様、アフターなど、

仮に10項目、他社と自社をしっかりと分析していけば、

どれだけ強い相手でも、自社が勝っている点は3~4はあるのです。

 

その自社が勝っている部分こそ、

 

「家づくりで最も大切なことではないですか?」

 

とお客様にその価値を伝えようとする営業マンが売れるのです。

 

結局、売れない営業マン、成果が出ない会社の特徴としては、

ネガティブ、調査不足、勉強不足、他責で物事を考える、

ということが挙げられます。

 

逆に成果が出ている会社、営業マンは、

ポジティブ、良いところを探すのが抜群に上手、

常に勉強していて、しかも自責で物事を考えるということです。

 

ということで、クライアント様各社に、

ある調査シートをお送りしております。

 

次回、お会いした際に、チェックさせていただきますね。

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【第3198回】 積み重ねてきた努力は、裏切らない

2019年10月02日 | 住宅コンサルタントとして

個人的なことをお話しますと、

今、抱えている業務量は、正直、ハンパありません。

 

自分自身、冷静に俯瞰して見ると、

ちょっと吐きそうなくらいの量を抱えております。

 

というのは、各クライアント様に

WEBによる情報発信や広告を強化していただくために、

日々、LPの構成を考えたり、リクルートサイトのコピーを考えたりし、

それをビジネスパートナー様と摺合せをしなければならず、

毎日のメールやLINEでのやり取りが非常に多くなっているのです。

 

もちろん、そうした業務をしつつ、

日々のコンサルティングの準備もありますし、

自分の会社の事業計画もそろそろ着手しなければなりませんし、

なぜか10月は講演も久しぶりにさせていただくので、

その資料もつくらなければならなかったり・・・。

(正確な量を直視すると、本当に吐きそうです・・・)

 

でも、何故か期日までにしっかりと間に合うようにできますし、

追い込まれた時に出てくるアイデアは、

自分でもビックリすることがあります。

 

仕事に関して、20代、30代の頃、

自分自身の能力は圧倒的に不足していましたが、

とにかく圧倒的に量だけはやってきました。

 

やってきた量だけは、自信があります。

 

それが今、本当に役に立っていると実感しています。

 

もし20代30代の頃に手を抜いて仕事を要領よくやっていたら、

今の量の半分もこなせなかったと思います。

 

若い頃、「量は質に転換する」という言葉を知りました。

 

その言葉を信じ、量稽古をとにかくやってきましたが、

間違いなくスピードはついたと思います。

 

そして30代になって、

「今の努力は3年後の自分をつくる」という言葉を知りました。

 

だからどんな時も「今、手を抜いたら、3年後に自分は終わる」と

危機感を持って仕事に向き合ってきました。

 

ちょっと今、大変ですが、

それだけの仕事を頂戴できていることがありがたいですし、

過去、量だけはやってきたおかげで、なんとかこなせています。

 

今日も仕事があることに感謝し、しっかりとやり遂げたいです。

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