長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

裏鍋島

2008-02-11 06:45:22 | Weblog
昨日大学の後輩が遊びにきた。
後輩だけど、お酒やワインに関して、詳しいし、その
うんちくは、いやらしさがなく、酒の場を、盛り上げてくれる。

昨日は「裏鍋島」をまず所望された。いつものように、久保さんの黄瀬戸の
ちんことっくりに入れて、出す。
ひとこと、「うまい!飯盛さんは天才だ」

これで、鍋島の杜氏が、飯盛さんだと悟る。
一時がこんな具合で、こちらも楽しくなる。

大学の後輩なので、もちろん、学生時代は、伏見の酒、
しかも二級酒、いやそれ以下の「あやしい酒」を飲んでいた。
だから、少しお酒が入り、気持ちがよくなってくると、
「あのころにくらべると、贅沢ですね」といった話になる。

ぼくも、学生のころは、うらぶれた居酒屋で、「名誉冠」を
飲むのが青春だった。

最後のコーヒーを飲むときも「からふねやの昔の味」を楽しむような顔で
飲まれる。
今は有名なビジネス雑誌の副編集長だけど、京都の話をしだすと、
ばんからな学生になる。

鍋島といえば、佐賀で、器が有名。
酒と器・・・・人間味も酒の味も「器」がけっこう大事だ。
年をとってくると、酒がますます美味くなる!