一昨日の夜は気持ちが悪いほど生温かく、風も強かった。
昨日も昼間は生温かく、気持ちが悪い日やった。我が国の父みたいな
天皇誕生日なのに、日本中が「クリスマス一色」に染まっている。
まるで祝日や夏休み冬休みに誕生日があって、学校とか職場で「おめでとう」を
いわれない人と同類やね。
お茶の先輩が、毎週恒例ではあるけど、庭に咲いた花を持参されて蕎麦を手繰りにきた。
昇華されたお母堂さまが花の師匠で庭に季節季節の花が百花繚乱。昨日は侘び介と赤い椿、
台風のような風で倒れた水仙をいっぱいもってきてくれた。水仙はいつもは、一本を選び、袴をはずし、
葉の一本を「真」にし、花もひとつだけにし、久保さんの備前の徳利を花器に飾る、をならわしにしてきた。
昨日は祭日であり、年末の挨拶をされに遠くからこられる常連さんなどがいて、しばらくバタバタしていたので、
水仙はたばにしたまま久保さんの「うずくまる」に投げ入れた。それがなかなか好評で、ヨガ女子のひとりが「花を教えてください」
と弟子入り宣言までされた。原田先生に仕込まれた花ではあるけど、どちらかというと無手勝手流だし、東京でやるとなると、
花屋から買わなくてはならぬわけで・・・へんな話だけど、生まれてこのかた「お茶屋」では遊んだことがあるけど、「花屋」
で花を買ったことは一度もない。花は、やはり野や庭で自然に咲く花を生けたいと思っている。今、うちの庭では、「梅」が蕾を
膨らませ始め、織部灯篭(といっても、池袋時代の家の家にあった灯篭が泥棒にあって、二本の灯篭をあわせ灯篭にして、
泥棒もきずかなかった一本の胴の部分を、もってきて庭においたもの)の横に水仙が花を咲かせている。
ひゃうげもんの織部は、キリシタンであり、灯篭にはマリアをみたてたものが削り彫りされている。こんど南島原にいくときに、
この灯篭を持っていこうかしらん、などと思っている。あまたの隠れキリシタンの聖地みたいなところなので・・・
今日は普通の土曜日?
明日は日曜日なので16時に閉店後、「蕎麦打ち大学」
水曜日はお休みだけど、ぶんかんの店長の坊っちゃんが「蕎麦を教えてください」とのことで、
前の店長のなつきくんに続き、ぼくの蕎麦のお弟子さまになるかもなんばん。
水曜日は夜に「普茶の会」もどきもやるので、少し早目の「年越しそば」を打ちたい人はどうぞ申し込みください。
ただし、それ以降の日に「新人」があまたくるので、水曜日は「ベテランさん」に限りまする。
先日入荷した「いぶりがっこ」が底をつきました。珈琲ドリポットもすごいことになってきました。
申年に生まれたけど、たぶん来年の酉年にはばたく?そんな感じ。下関のフクではないけど、そんな
縁起から来年からは「珈琲トリポット」と濁点をなくしてみたいと思います。
世の中は澄むと濁るで大違い 刷毛に毛があり 禿げに毛はなし