昨日はひさしぶりの休み。
銀座にでかけた。混雑する押上駅から宝町までいって、
骨董屋にいく、というのがぼくの銀ブラの決まったコースなのだが、
昨日はウトウトしていたら次の駅・東銀座までいってしまったので、
せっかくなので改装中の歌舞伎座を通って、築地市場をのぞいた。
すごい人でごったがえしていた。東京なんて、大みそかも正月も
お店があいているのに、どうして年末にこう人が混むのか不思議だ。
「蚊取り」みたいな名前の家具しか似合わなないような家で、ヒャッキン
で売っているような器を使っているような人が、上野の美術館に集まる
のとおなじような不思議さを感じた。何も買わず、踵をかえして、
銀座のはずれにある、カウンターに5人しか坐れない蕎麦屋にいく。
主人がぼくの顔を見るなり、チロリの用意をして、燗酒の用意をして
くれる。それを大きな蕎麦の釜に入れる。大きな露天風呂に足を投げ出す
ような開放感がある燗酒のやり方。そば豆腐を酒肴に二合飲んだあと、
いつものように「花まき」を頼んで、もう一合注文する。
温かい蕎麦の上に江戸前ののりが花が散るようにのっている。香りを
楽しむため蓋付きの碗で供するのが江戸の蕎麦スタイル。
これを食べながら熱燗を飲んでいると、温泉の極致、生きているのか
死んでいるのかの境目みたいなところまで到達する。
調子にのって、もう一本銚子をあけて、上機嫌で銀ブラをしながら
骨董屋へいく。(つづく)
銀座にでかけた。混雑する押上駅から宝町までいって、
骨董屋にいく、というのがぼくの銀ブラの決まったコースなのだが、
昨日はウトウトしていたら次の駅・東銀座までいってしまったので、
せっかくなので改装中の歌舞伎座を通って、築地市場をのぞいた。
すごい人でごったがえしていた。東京なんて、大みそかも正月も
お店があいているのに、どうして年末にこう人が混むのか不思議だ。
「蚊取り」みたいな名前の家具しか似合わなないような家で、ヒャッキン
で売っているような器を使っているような人が、上野の美術館に集まる
のとおなじような不思議さを感じた。何も買わず、踵をかえして、
銀座のはずれにある、カウンターに5人しか坐れない蕎麦屋にいく。
主人がぼくの顔を見るなり、チロリの用意をして、燗酒の用意をして
くれる。それを大きな蕎麦の釜に入れる。大きな露天風呂に足を投げ出す
ような開放感がある燗酒のやり方。そば豆腐を酒肴に二合飲んだあと、
いつものように「花まき」を頼んで、もう一合注文する。
温かい蕎麦の上に江戸前ののりが花が散るようにのっている。香りを
楽しむため蓋付きの碗で供するのが江戸の蕎麦スタイル。
これを食べながら熱燗を飲んでいると、温泉の極致、生きているのか
死んでいるのかの境目みたいなところまで到達する。
調子にのって、もう一本銚子をあけて、上機嫌で銀ブラをしながら
骨董屋へいく。(つづく)
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