長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

幻の咄家の笑顔

2010-01-08 08:00:20 | Weblog
昨日は休みだったけど、正月に空いていなかった
かっぱ橋のお店をまわった。月に一度は、界隈を
散策したりする。これは飲食店をやっている人間の性(さが)
かも?

帰りに浅草演芸ホールの前を通った時、高齢の咄家さんが、
演芸ホールの前で写真を撮っていた。うまくいえないけど、
芸人の齢を重ねてきた貫禄とは別に、どこか初舞台のような
ういういしさ、みたいなものが感じられた。
「?」と思いながら、花やしきの横を通り、観音裏の
よくいく蕎麦屋で、突き出しにだされた「蕎麦雑炊の七草かゆ」
をつまみに、白鷹のヌル燗を飲んでご機嫌になった。

今朝の朝日新聞を読んでいると、その咄家のことが紹介されていた。
幻の咄家といわれた三遊亭歌笑さん、70歳。
病気とかいろいろなことがあって、絶頂期に東京を離れ、
40年ぶりの浅草の落語だったらしい。人生の晴れの日の、
晴天のような笑顔の意味がわかった。
晴れたり曇ったり、雨が降ったり・・・
いろいろだけど、たまの「晴れの日」には、そばとかちょっとお酒
を飲みたい気分になる。


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