長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日からまた日常

2010-05-06 08:13:05 | Weblog
朝ジョッギングをしていたら、サラリーマン
さんたちが、またスーツ着て、とぼとぼと通勤していく姿が
見えた。今日から、また日常にもどる。
ひさしぶりに、ランドセルを背負ったかいらしい子たちが、
カルガモみたいに、元気に界隈を闊歩して通学していた。

今日は、定休日。珈琲の豆が「米びつの底」状態なので
これから、焙煎をしようと思う。昨日は日中の温度が30度近くになったので、
アイスコーヒーや、阿保守(アホガード)が、よくでた。
アホガードは、石臼で豆を挽いて、碩水泉というクラスターの小さな自然水で
5時間以上かけて抽出する。あまり焙煎仕立ての豆だと、乾燥しすぎていて、
石臼でゆっくりひいても、荒挽きになってしまう。そのへんの「塩梅」が、
だいぶつかめてきた。

蕎麦も珈琲も、「石臼」というのは、味をきめる大きなファクターだ。
そして「水」もとても大切。
この連休に、朝から晩まで、蕎麦と珈琲の三昧を体感して、わかったことは、
「力を抜く」ということの大切さ。昨日仕事が終わったあとで、「エリカ庵」
で、体を整えてもらっている最中にも、それを再確認できた。

昨日は、大分の竹細工をやっている事務局の方がきて、打ち合わせも終わった。
いよいよ「竹細工の教室」も7月からスタートする。
清らかな風がふいて、竹の葉がさやさやと音がするみたいに、爽やかな気分になった。

竹といえば、昔から大酒飲みのことを「オオトラ」というの語源みたいなものだ。
徳利をもって「ささ、もういっぱい」と酒をすすめるので、笹、笹といえば昔から竹薮とトラが絵などの構図につかわれ、そんなことから「おおとら」といわれるようになった
らしい。昔はお酒を飲ませる名店には、よく、笹、の字が使われた。
池袋時代には、大塚の「江戸一」か池袋の「笹周」でよく飲んだ。

今月の21日には、押上に「酒庵 酔香」という未来の名店がオープンする。
そして、今日から、「こねる」もスタートする。
どんなお店も、今は、「竹」よりも、「松」のほうがより大事なときだ。
「時を待つ」「ひとを待つ」「出番を待つ」・・・昔、お座敷小唄に
♪あなた待つのも、「松」のうち
という節があったが、どんな時代も「松」(待つ)というは、キーワード
みたいだ。

「待つのよ」というのと「末の世」というのは、大きな違いだ。




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