長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

2008-02-19 08:00:06 | Weblog
今日は書の日。

先月銀座でやっていた個展で

「書は一字でいい、花は一輪でいい、
そこに無限の命が輝いている」

という揮毫があった。「うん」とうなずく。


「飾ろう」とか「うまくみせよう」とか、いろいろと余計な「作為」
が、ありすぎる世の中。

昨日の夜話膳は、若いカップルがきた。
初めてのふたりだけのデートに、うちを選んでくれた。
昭和58年生まれ。・・・・会社を創立した年に生まれたふたりが、
きた・・・・
「うら福小町」と「上喜元」を、幸せそうに飲んでいた。

東京マラソン

2008-02-18 06:44:56 | Weblog
昨日は東京マラソンだった。
2003年にいっしょにホノルルマラソンに参加した
友だち、ワカが、走った。
前の週の土曜日に、天真庵にきて、ビールを飲みながら、
余裕?の調整だったので、きっと颯爽と東京の街を駆けて、
完走したのではなかろうか?
マラソンも、山も、人生みたいに「哲」がある。

明日は「書をしよう会」。
先生に用事ができたので、自習になる。
書も、それぞれの歩んできた人生とか「哲」がでる。

じょうきげん

2008-02-17 07:34:00 | Weblog
先日、「じょうきげん」になった。
ぼくの大好きな日本酒、「上喜元」の佐藤社長が、杉浦さんと
蕎麦を食べにきてくれた。

その後に、久保さんから新作の黄瀬戸や志野のお皿が届いたので、
またじょうきげんになった。
佐藤さんにも話をしたが、5年くらい前に、レイチャルという、
すこぶる美人で、酒好きなアメリカ人が、よく渋谷のギャラリーに
きていた。久保さんの個展の時に、志野のぐいのみを買ってくれ、
その勢いで近くの「はがくれ」で飲んだことがある。

「このぐいのみでどんなお酒を飲むの?」と日本語で質問したら、
レイチェルが、「私の部屋の冷蔵庫の野菜室には、いつも上喜元の
純米がはいっています」と答えた。

夜は、女性が9人集まって、男子禁制の不思議な蕎麦会をやった。
いつか話した「与謝野晶子」が友だちの「初夜?」の日におくった
うたを紡いだ大島に、こめられた「おんなこころ」を語る会。
多士済々な女性たちが、「上喜元」を飲むにつれ、饒舌になり、想像力
がふえ、艶冶な話になった「現場」を、お伝えできないのが残念なくらい、
色っぽい話や、文学的にも価値のある話がでた。

「おいしいものを食べる」よりも、こんな会こそ、「おいしく食べる(飲む)」
の極みだと思う。誰がいっただどうだではないのだ。
このオブジェも、昨日の宴の「艶と縁」を演出していた。

ものはものをよび、ものは人を集め、人は人をよぶ。感謝。

タイムドメインともちつき。

2008-02-16 07:21:49 | Weblog
昨日は「タイムドメインの試聴会」と「もちつき」をやった。
近くのお菓子やさんが、上等の「きなこ」をわけてくれた。
セブンイレブンなどで全国的に人気のある「きなこ飴」の材料。

昨日は、男よりも女性のほうが参加が多かったけど、
月でうさぎさんがつくような杵だったので、女性も
みな参加してついた。

きなこ、納豆、味噌、あんこ・・・などとあわせて、食べた。

みんなで協力しながら、やる「もちつき」は、美味いとか、楽しいとか、
いった次元を超えている。

「おいしいものを食べる」より「おいしく食べる」ほうが、いい。
縄文時代から、こんな「ろはす」な生活をしてきたのが、日本人な
ような気がする。


素敵な灯り

2008-02-15 06:59:04 | Weblog
♪黒いカバンをぶらさげて・・・

ではないけど、昨日こんな素敵な行灯?をゲットした。

なんだと思います。ヒント・・男と女が出会う街

答えは、「長屋茶房・天真庵」のサイトの「ウィークリー」にアップ
しときます。懐かしい人には、懐かしいだろうな・・

今日は「もちつき」。

もちつき

2008-02-14 07:51:58 | Weblog
明日は「もちつきライブ」をやることになった。
毎月一度、タイムドメインの試聴会をやっている。
各自が聞きたいCD、飲みたい酒、食べたいものを持参して、
楽しい宴をする会。

明日は、「食べたいもの」を自分たちで作る・・そんな企画から
「もちつき」になった。

参加されたい方は、夕方に、上の三つと、もちつきができる体力と気力を
もって、きてほしい。参加費無料。
「まいぐいのみ」もあればもってきてほしい!


バレンタインデー

2008-02-13 06:40:52 | Weblog
昨日は「英語で蕎麦会」だった。
月2回やっている。一回は「茶の本」を読み合わせ。
岡倉天心が、100年以上も前にアメリカで「日本人のこころ」
みたいなものをスピーチしたものが、本になりアメリカで流行して、
日本に逆輸入された。日本語で読んでも難しいけど、英語だと
違った意味で、おもしろい。

ぬまぬまが、ちょっと早いけど、チョコレートをもってきてくれた。
いろんな産地のもので、コーヒーみたいに、それぞれ微妙でおもしろかった。

今日は、博多から弟みたいな後輩たちがやってくる。
いつものような「学生飲み」になるだろう・・・



黒いかばんをぶらさげて歩いていると・・

2008-02-12 06:57:18 | Weblog
泉谷しげるの歌でそんなのがあった・・
けど、昨日かばんをぶらさげて、浅草を歩いていると、
なんとか産業会館?で「骨董市」があるチラシをもらって、いってみた。
朝からすごいひと。やはり「なんでも鑑定団現象?」だろうか?

時間が10分くらいしかなかったので、「器」にだけ焦点をあわせて、
早足で歩いていると、白い香合に出会ってしまった。
まるで事故のようだ。ぜったいに「休雪の白」だと思ったら、そうだった。
少し高かったけど、持ち帰った。
事故なのか慢性の病気なのか・・・?

裏鍋島

2008-02-11 06:45:22 | Weblog
昨日大学の後輩が遊びにきた。
後輩だけど、お酒やワインに関して、詳しいし、その
うんちくは、いやらしさがなく、酒の場を、盛り上げてくれる。

昨日は「裏鍋島」をまず所望された。いつものように、久保さんの黄瀬戸の
ちんことっくりに入れて、出す。
ひとこと、「うまい!飯盛さんは天才だ」

これで、鍋島の杜氏が、飯盛さんだと悟る。
一時がこんな具合で、こちらも楽しくなる。

大学の後輩なので、もちろん、学生時代は、伏見の酒、
しかも二級酒、いやそれ以下の「あやしい酒」を飲んでいた。
だから、少しお酒が入り、気持ちがよくなってくると、
「あのころにくらべると、贅沢ですね」といった話になる。

ぼくも、学生のころは、うらぶれた居酒屋で、「名誉冠」を
飲むのが青春だった。

最後のコーヒーを飲むときも「からふねやの昔の味」を楽しむような顔で
飲まれる。
今は有名なビジネス雑誌の副編集長だけど、京都の話をしだすと、
ばんからな学生になる。

鍋島といえば、佐賀で、器が有名。
酒と器・・・・人間味も酒の味も「器」がけっこう大事だ。
年をとってくると、酒がますます美味くなる!

路地裏の楽園

2008-02-10 07:25:25 | Weblog
天真庵は十間橋通りにある。
「じっけんばし」が正しい日本語だけど、今の人、
日本人は「じゅっけんばし」と発音する。

お店から5秒ほど後にいくと、こんな路地裏がある。
有名な黒人のジャズマン、Mさんが、子供たちとキャッチボール
をしたり、子供たちが、白墨(最近は、カラフル)で、落書きしたり、
して遊んでいる。30年くらい前には、どこの街でも見られた風景だけど、
今は昔。

こんなささいな日常だけど、ささいなことがおき忘れられ、日本人が
大切なものを失いつつある。
こんな路地裏では、ねこもこころなしか、幸せそうである。
この写真はねこではない。ちわわの元気。今日は元気。