週末、気になっていたアサギマダラを見に行った。
ここ最近餌となるヒヨドリバナの花が減り一挙に飛来の数も減っている。
朝9時を回ると急にに暑くなり始める今年の猛暑の傾向、こりゃ逃げ出すに限るとばかりにお弁当を買って芸北に逃避。
芸北に近づくと窓を開けてもクリアーな風が吹いて涼しい。
まず、いい場所を確保してお弁当を広げる。
戸外でのお弁当は意外においしい。
この日は子供連れより中高年やカップルが多い。
やはりお弁当組が多い。
遠くにギボウシの花が咲いているのが見えるが炎天下はやはり暑い。
高原の自然館の受付の人としばしアカショウビンの話題で話をする。
早朝、夕方に人のいなくなった静かな時間に鳴くことが多いと聞いた。
湿原の花も少しづつ回復して咲き始めているようですがこの暑さではあまり歩きたくないなあ。
さてっと腰を上げてまずはアサギマダラを探しに行きましょうと車を走らせると蝶待ちのカメラマン数人とすれ違う。
皆バズーカ砲のような望遠レンズを三脚にセットして待っている。
今年もヒヨドリバナやアザミも咲いている花が少ない。
登り始めてすぐにアザミで蜜を吸っている個体に会った。
今年は少ないと聞いていたので車を止めて欲しかったけど夫は無視。
一気に頂上を目指し急加速して登ったが群れていない。
頂上に降り立ち下を見下ろすと二頭、優雅に飛来しているのが見える。
が、柵がある急斜面、少し追いかけたがとうとう木の茂みに逃げ込んでしまった。
車に帰ると車の周りぐるりと「アブ」が10匹近く止まっている。
いつものことだけど車の中にも数匹入っていて車に乗れない。
とうとう夫がドアを開けてくれたスキに乗り込んだ。
降りる途中一頭ひらりひらりと飛んでいるのを見かけ車を降りたがすぐに木の上に隠れてしまい羽を休めている。
う~ん今年は写真は撮れそうにない。
ちょっとボケボケの写真が一枚やっと撮れた。
気を取り直して何か月ぶりかの臥龍山へ水を汲みに行くことにした。
大きなブナの木の下でお年寄りのご夫婦と見られる二人がお弁当を広げている。
私はやはり事件のことを思い出すのでお弁当を食べる気にはなれないなあ。
最近我子を虐待の果てに殺す親が増えてきたように思う。
そんなニュースを見るのも聞くのも辛くて無視したいけど直視しないといけないですねえ。
夫が口癖のように言うのが「死についてお寺も学校も教えない」と言いますが核家族が増え生まれる所は見る機会があるけど死に行くことは見る機会がないですね。
ブナ林に見守られて安らかに眠って欲しいです。
帰りは殆ど自然の風でも涼しくてさすが芸北。
写真はまずいけど一応UPしてみます。