デジブック 『夏は音楽!』 <object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" width="460" height="335" type="application/x-shockwave-flash" ><param name="movie" value="http://www.digibook.net/p/3d_lNVZc72MSyqGe/"/><param name="wmode" value="transparent"/><embed src="http://www.digibook.net/p/3d_lNVZc72MSyqGe/" width="460" height="335" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" wmode="transparent" type="application/x-shockwave-flash" /></object>
連続35度以上の酷暑、ストレス解消、暑さしのぎ皆さんどうされているんでしょう。
先週末は二日続けて音楽を楽しんできました。
土曜日は湯来町の「カズエラ」
いつもメールをくださる「なかにし隆さん 」のライブです。
大サービスの投げ銭ライブは彼以外は初めての人たちでした。
夕方まで田舎で草抜きや掃除をして小腹が空いたころ高速経由で湯来町へ。
実は「カズエラ」は年中行くけど夜は初めて、それに有料のライブも初めてです。
別荘地の中に建つお店は夕明かりでムード満点です。
玄関になかにしさんが立っておられありゃりゃもう始まるのかな?と思ったらドラムスの人が迷子になってまだ到着していないとのこと。
まだ席が空いていて見知らぬ人ばかりでしたが同席された同世代の人が話かけて来られました。
なかにしさんと話していた夫に「親戚の方ですか?」
「いやいや長~いお付き合いですよ」と言ったら???
「流川で」と言うとやっと納得。
どうもこういうところは初めての方らしい。
私達はパスタとコーヒーを注文して待つことにしたがポロポロと来るお客さんもいて総勢20人くらい。
満員ではないが狭苦しくなくて丁度いい。
おもむろにポロンポロン・・・と弾き始めたり調整したり、でもまだドラムスの石井聡君」は来ない。
それでもうはじめちゃえと始まってしまった。
でも、ジャズのライブはいつもこんな風に始まるので一向におかしいとは思わない。
ピアノ・中西隆、ベース・九十九清美、パーカッション・宮本香緒理、2曲終わった所でやっと到着。
でも石井君なかなか合わない。
まあこれもご愛嬌だということでボサノバやラテンっぽい曲が多かったように思う。
パーカションの宮本サンは美人でそして色んな楽器を効果音で入れる。
いつもは楽器の説明もされないそうだけど並べてある3分の1くらい音を聞かせてくれた。
最後の曲が終わるとマスターが出てきて「今日は投げ銭ライブなのでよろしく」と缶を回される。
向こうの席の中高年ご夫妻がお金を出されているの見て「ギョ!」一万円札らしきものが・・・・。
その間にアンコール曲が始まり帰る人もいたので席を移動、すると一万円札チラリの人がレジへ。
やっぱりね。二人で一万円だとお食事もついてもっと豪華なミュージシャンを呼べるものね。
中西さんはバンドリーダーでもあるけれど若い人たちを育ててもいる。
広島のジャズシーンを引っ張って来られたベーシストの井上博義さんのお店ではいつも二人でセッションされているハウスピアニスト。
まだ大きな音が出せない九十九さんもステージごとに上達しているとマスタえはーに褒められていたがみんなで育てていく広島のミュージシャンも数をこなすともっと上手になっていくのかもしれない。
とまあ私はあまりジャズの事はわからないので日曜日の映画&佐川峯ライブの事を。
佐川峯さんと言えば広島では有名なバンドネオン奏者。
かつて新天地にお店を持っていらした頃、兄の友人でもある先輩にお食事をごちそうになりに行ったことがある。
場所は今お好み村がある2~3軒並びのビルだった。
私は全く佐川さんの事を知らされず美味しいお食事を頂いた。
すると先輩が一人の真っ白な(だったと思う)白の背広をきっちり着こなした人を手招きした。
私は顔を見てあっと驚いた。
小柄なので目立たないけれど手に持ったバンドネオンで一目で佐川さんだと判った。
誘ってくれた先輩はまるで音楽には興味がないと思っていたのであまりの意外性に言葉がなく東京育ちの佐川さんが美しい山の手言葉で挨拶されても頭が真っ白になってしどろもどろ・・・。
しばらくお話をされていたが先輩が「さあ、初ちゃん好きな曲を弾いてもらいなさい」と言う。
それでなくても真っ白な頭の私はとっさに曲名が出てこない。
すると「それじゃあ、有名な曲ラ・クンパルシータでも弾きましょうね」と私の目の前で私のために弾いてくださった。
多分まだ結婚する前の20代だったと思うので今91歳の佐川さんの年を逆算すると50代だったのかも。
お店の中は私のような若い人はいなくて中高年の男女が静かに食事をしていた。
演奏し終わると拍手が私にも向けられてちょっと恥ずかしくて嬉しい私の数少ない貴重な体験だった。
その時連れて行ってくれた先輩はもうこの世にいないけど彼の分も聞いてこようと思っていた。
30分のライブなので数曲だったけど最後にあの懐かしいラ・クンパルシータを弾かれた。
91歳とはとても思われない情熱的な演奏に思わず涙がこぼれてしまった。
映画「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」に出てくるマエストロに頂いたというバンドネオンで弾いてくださったがやはり素晴らしい演奏だった。
映画の上映は立ち見が出るほどの盛況で映画館は人いきれで汗がタラタラ。
終わったら喉がカラカラ、私は勝手知ったる商店街の喫茶店に・・・と探したが横川駅周辺でかき氷を食べられるお店が無い!
仕方なくカジル(スーパー)へ行き大きめのかき氷を買って食べました。
いやいや、暑い時に熱い音楽汗タラタラで楽しみました。
写真は苦手な夜景モードばかりですが雰囲気が判ればと。